【鬼滅の刃】天狗の鱗滝さんは、なぜ水の呼吸の使い手だったのか?義勇さんは高龗神!?
鱗滝さんは天狗だから、天狗は羽根のついた団扇で風を操っていそうなのに、
なぜ水の呼吸なのか…。
京都の鞍馬山と貴船神社は近い
前記事を読んでくれた友達が、
「鞍馬山の近所に水の神様と縁結びが有名な貴船神社があって、水の呼吸と関連してるよ」
って教えてくれたので調べました(^ ^)
鞍馬寺の大天狗の指示でカラス天狗の錆兎と真菰が稽古の相手をする修行の様子から、
まるで牛若丸の物語みたいだと書きました。
牛若丸が修行した鞍馬山の隣に、貴船神社があります。
貴船神社は、水の神様が有名で、全国に約450社ある貴船神社の総本宮です。
地域名の貴船「きぶね」とは違い、水の神様であることから濁らず「きふね」というらしいです。
ワニ先生は、水の呼吸という名前ではなく、「鱗滝式呼吸術」と考えていたそうです。
個人的には、ワニ先生が提案した「鱗滝式呼吸術」の方がカッコイイと思っています。
鱗滝さんの苗字を解くと、
「鱗」…攻撃から防御する
「滝」…流れ落ちる水
鱗滝さんの名前自体が「受けの術の水の呼吸」そのものだなと感じました。
また、左近次さんの漢字の意味は、
「左」…水の神様がいる貴船神社は鞍馬山の左にある
「近」…近づく、近い
「次」…宿る、休む
まとめて繋げると、
鞍馬山にいる大天狗は、左にある水の神様の貴船神社に休む。
という意味になります。
なので、苗字も名前の意味を考えると、
必然的に鱗滝さんは水の呼吸の使い手である、ということが分かりました。
義勇さんは高龗神だった!
貴船神社は、水の神の高龗神の総本宮です。
日本書紀では高龗神について、
「イザナギが火の神を斬った時に、水の神(高龗神)・雷神・山神とともに生まれた。」
という内容が書かれています。
火の神=炭治郎
雷の神=善逸
山の神=伊之助
水の神(高龗神)=水柱の義勇さん
また、
荒ぶる火の神を鎮めるために水の神が誕生したらしいです。
義勇さんは、鬼殺隊にも関わらず、鬼の禰󠄀豆子を殺しませんでした。
それはまさしく、『日本書記』通り、
高龗神の義勇さんが、荒ぶる火の神である炭治郎の心を鎮めてくれているようだと感じました。
鬼の禰󠄀豆子をおぶった炭治郎の目の前に、義勇さんが現れて、鱗滝さんのところに導いてくれたところから鬼退治の物語はスタートします。
『日本書紀』から読み解くと、二人の出逢いは運命だったということが分かりました!
また、貴船神社は結社があるので、縁結びの神様も有名です。
友達が「『水の呼吸=縁結びの呼吸』と思えてきた〜」という感想をくれました(^_^)
確かに!と思いました。
貴船神社の水の神の高龗神の龍
水の神様、高龗神の龗の漢字に龍がいます。
龗の龍の文字の上の口3つが、かまぼこ隊の3人みたいで、まるで義勇さんに守られているように見えてしかたがないです。
水の呼吸の拾の型「生生流転」の龍は「高龗神」の龍神だったことが分かりました。
生生流転とは、仏教用語で、万物が限りなく生まれ変わり、死に変わって、いつまでも変化しつづけることです。
義勇さんは、2月8日生まれの水瓶座です。
しのぶちゃんの誕生日は2月24日の魚座。
水瓶でしのぶちゃんを捕まえなきゃ、逃げられちゃいますね(笑)
炭治郎は7月14日の蟹座です。
水に関係していますね。
カニは火で焼いても、刺身でも美味しい♪
炭治郎らしい星座です。
十握剣は日輪刀?
日本神話では、十握剣で火の神を切った刀の血で神々が産まれた。
刀の血から神々が出た…
刀…血…
爆血刀…
刀鍛冶編での戦いの時の爆血刀!
禰󠄀豆子の血鬼術の爆血で、刀身が黒から赤になりました!
十握剣は、日本神話でイザナギが黄泉の国にも持っていきました。
日本神話の「黄泉の国」の話は、鬼滅との繋がりがあります。こちらの記事により詳しく書いてあります。ご覧ください。↓
貴船神社の怖い話
貴船神社は、陰陽師の安倍晴明とも縁があり、
丑の刻参りのゆかりの地とされています。
安倍晴明は、平安時代最強の大江山の鬼「酒呑童子」の鬼退治を指導したとされています。
鬼舞辻無惨も平安時代に鬼になったのですが、「鬼」というものが、認知され広がったのが平安時代とされています。
鬼が赤いのは、平安時代の一条天皇時代に「赤痘瘡』という疫病が流行ったので、酒呑童子の正体は赤痘瘡だったといわれています。
赤い色は病魔を払うと考えられてきました。
赤べこに描かれている黒い点は、平安時代に蔓延した「疱瘡」(天然痘)を表したもので、かつては死に至る病気だった疱瘡から幼い子どもたちを守るために身代わりとして赤べこに描いたとも言われています。
『鬼滅の刃』は、東京が舞台ですが…
鬼舞辻無惨が鬼となった平安時代は、鬼の伝説が多くあります。
平家時代は、京都に都があったので、東京以外にも、京都も『鬼滅の刃』ゆかりの地だと思っています。
【関連記事】
炭治郎はなぜ火の神様(カグツチ)なのかという考察をしました↓
錆兎のことを考察しました↓