マガジンのカバー画像

経済最前線

153
日本経済最前線、世界経済最前線、AI(人工知能)、ブロックチェーン、仮想通貨、フィンテック
運営しているクリエイター

#NTTW

2021年の経済

政府の見通しでは、2021年の日本経済は、2019年の水準に戻る。株式市場はさらに強気だ。しかし、OECD予測の「ダウンサイドシナリオ」では、2021年の世界経済は、マイナス成長が続く。どれが本当の姿なのか? ◆五里霧中の経済  今年ほど一年の見通しがつかない年は、これまでなかった。誰もが五里霧中状態 で歩かざるをえない。  政府の経済見通しで は、日本経済はコロナ前の状態に戻る。2021年の名目GDPは一昨年とほぼ同額になり、実質成長率 が4%になる。  しかし、これが

いま定額給付金の反省が必要

 今朝発表された家計調査で、6月の勤労者世帯(2人以上の世帯)の実質 実収入が、対前年同月比で15.6%も増加した。  これは、勤務先からの収入が減らない半面で、一人10万円の特別定額給付金が給付されたからだ。  5月には9.8%の増だったが、給付金の支給が進捗したため、増加率がさらに高まった。  勤労者世帯を平均して見れば、「コロナ太り」したことになる。  6月の実質消費支出は、対前年比で13%増加した。  これも、定額給付の影響と考えられる。  さまざまな調査などによる

落ち込みから回復しても、元の水準には戻れない

 経済再開に伴って、さまざまな経済指標が回復している。しかし、これは最悪期からの回復であって、コロナ以前の状態への復帰ではない。ニューノーマルは、コロナ以前とは違う姿になる。  アメリカの5月の小売売上高は、前月比で17.7%増加した。これは92年以来の最大の伸び率だ。  しかし、前年同月と比べると6.1%もの減少になっている。 https://digital.asahi.com/articles/ASN6M74BQN6MUHBI01H.html  つまり、急激な落ち込み

日本でキャッシュレスが進まないのは手数料が高いから

メガバンクが仮想通貨を発行と伝えられていたのだが、スイカとの連携など、電子マネーに後退しそうだ。電子マネーは手数料が高いので、店舗は導入したがたらない。 ◇メガバンクのデジタル通貨をスイカと連携  メガバンクがデジタル通貨が準備中だ。みずほ銀行は地方銀行などと組み、送金やQRコード決済に使える「Jコインペイ」をすでに発行している。三菱UFJフィナンシャル・グループは独自のデジタル通貨「coin(通称MUFGコイン)」の発行を検討中。 これらをJR東のSuica(スイカ)と

ハンコ文化、窓口業務、マイナンバー、在宅勤務

◇何と非効率的な窓口業務  紙にハンコ を押し、窓口で並んで受け付けて貰う。あるいは郵便で届けて貰う。  電気的情報伝達手段もあるが、電話の段階。いくら掛けても、話し中で繋がらない。IT革命など、遠い将来の夢。コロナ の時代には恐ろしい足かせになった。  公官庁への申請で、郵便で書類を受け付けてくれるのは大変ありがたいが、メールでは駄目だという。郵便で送るには、印刷しなければならない。プリンターなど、とっくの昔にご用済みなのだが・・・。  ハンコ文化 が日本の遅れの象徴だ

日本経済活性化のため、フリーランシングや副業を進めるべきだ

◇アンケート調査結果 本サイトで行なった「定年後の働き方に関するアンケート調査」に対して、今朝までに53件の回答をいただきました。ご協力ありがとうございます。 結果は下記のとおりです。多くの方が、フリーランシング、副業、兼業などに興味を持っていることが分かります。 ◇フリーランシングや副業に関するアンケート調査 この他にも、フリーランシングや副業に関するアンケート調査がいくつか行なわれています。 ・アデコ https://prtimes.jp/main/html/rd/p