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政府が「就職氷河期」世代の就職支援を始めると、報道された(日本経済新聞、8月15日)。 正規雇用で半年定着したら、研修業者に成功報酬型の助成金を出す。支援対象は100万人規模。8月中に支援策をとりまとめる。 ◇氷河期世代だけの問題でない 現在40歳前後の年齢の人々が学校を卒業したときは、「就職氷河期」にあたり、希望したような就職が出来なかった人が多いと言われる。 これは、事実だ。 それがいまも、非正規雇用者が多いことなどに尾を引いているといわれる。 そのため、こ
産業別の現金給与総額を見ると、下表のとおりだ。 調査産業計では27.7 万円だが、製造業が32.3 万円と、これより高くなっている。 これに対して卸売業、小売業は24.8万円、医療、福祉は20.9万円と、平均より低くなっている 調 査 産 業 計 276,663 鉱業,採石業等 310,578 建 設 業 346,269 製 造 業 323,133 電気 ・ ガス業 448,084 情
「医療介護従事者が全体の4分の1になる」で、 今後の日本経済で人手不足が深刻化すると述べた。では、それによって賃金は上昇するのだろうか? 「毎月勤労統計調査」の賃金指数によって、日本の名目賃金の長期的な推移を見ると、図1のとおりだ。調査産業計で見ると、1997年をピークとして、その後は傾向的に低下している。 2010年頃以降はほぼ横ばいになった。 最近の名目賃金の上昇率を見ると、図2のとおりだ。0.5%程度の上昇率でしかない。 図2 名目賃金の対前年比(%)
動画とナレーションによる日本経済の入門説明。つぎの内容について、約14分で説明しています。上の画面をクリックしてください。