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わた詩

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感情の極値の吐き捨て
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男の子からDMが来た

男の子からDMが来た

男の子からDMが来た
何も添えずに2つの詩
少し言葉が難しくて
しっかり意味が分からない

けど温かい想いが感じれて
応えたいと思ったの
私の想いを垣間見て
きっとあなたは王子様

ああ何て返そう
あなたが三晩来てくれて
私はこの檻から出ていくの

悩んで悩んでぼんやりしてくる

あなたのDMもぼやけて見えない

夢だった
ちくしょう

夜ごきげんよう

夜ごきげんよう

夜こんばんは
貴方と少し慣れてきた

小さい頃
高くて見えなかった貴方
真っ黒なスーツの脚しか見えなくて怖かった

夜のネクタイが見えた頃
貴方はまだ駅でよく見かける大人の人だった

夜はじめまして
私の瞳が冬のとき
貴方がはじめて声掛けた

吹雪で駆け出したあのときは
あなたを食べてしまいたいほど憎くて
貴方を見て大きく息を吸った

夜こんばんは
蛙の鳴く季節になったころ
私は貴方とツーショット

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卒業したら縁切る同盟

卒業したら縁切る同盟

卒業したら縁切る同盟
我らの誓いはただひとつ
卒業したら縁を切る

中高の友達、優しかったあの先生…
みんなと別れて生きていく

今の学校が楽しくないから?
いいや違う
たくさん感謝しているよ

それでも我らは生きていく
自分を見つけに新世界
今の我らしかみんな知らない

けどごめんね
私はきっと出来ないわ

友達と別れても、きっとセンセには会いに行く

噂話に生きている
我ら卒業したら縁切る同盟

サンダルを履いた少女

サンダルを履いた少女

白いカーテンから風がやってくる
心地よいつめたさが足を這い上がって消えていく
エナメルの靴の中は置いてって

風よ風よ私の足に残るものを全て持ってっておくれ

あぁ私が白い少女なら
気になるあの子にごきげんようって
そんな儚い夢の使いなら

裸足にサンダル
白いワンピース
顔も知らない人に手紙を書きながら
夏の私は白い少女

菜の花が散った

菜の花が散った

菜の花が散った
初夏の暑さがやってきて

菜の花が散った
緑の桜の樹の下で

菜の花が散った
野草に背丈を抜かされて

次の黄色はひまわりさん
たんぽぽさんとわたしは飛んでく

4月の天気のにちようび
菜の花が散った
菜の花が散った