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どうして世界は争いが絶えないのか?



今日まで現代社会においても、世界各地で紛争や
戦争が絶えない状況が続いています。

戦後70年近くの平和は一気に崩れ落ち、
今やロシアがウクライナを侵略して以降、
私たちは戦火を報道で目撃する日々が続いております。

日本も決して他人事ではなく、
平和外交の堅持と現実的な外交安保の展開を
行わなければなりません。

この問題の根底には、複雑な歴史的背景、
宗教的対立、そして政治的・経済的利益が
絡み合っていることが挙げられます。

今回はいくつかの具体的な事例をもとに、
争いの原因について考察していきます。

宗教、資本主義の末の対立

宗教と民族の対立
まず、宗教や民族の対立が
残念ながら紛争の大きな要因となっています。

例えば、イスラエルとパレスチナの長年にわたる紛争は、
宗教的な背景と民族的な対立が絡み合ったものであり、
解決が非常に難しい状況にあります。


またイスラエルにおいてはユダヤ系の富豪の資本力が
財界に働いている点も否定はできません。

しかし2023年9月に先制攻撃を仕掛けたのは
ハマスであり、イスラエルの自衛権の行使についても
理解
はしております。


イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2日、8月31日にパレスチナ自治区ガザ地区で、イスラム組織ハマスの人質になっていた6人が遺体で発見されたことについて、国民に「ゆるし」を求めた。ハマスは、停戦合意が成立しなければ、さらに多くの人質が「遺体袋に入れられて家族のもとに戻される」と警告した。

出典:BBC ネタニヤフ首相、人質の遺体発見で国民に「ゆるし」求める 国内外でハマスとの合意への圧力高まる

イスラエルのネタニヤフ首相が
イスラム組織ハマスに対して強力な報復措置を取ると表明しました。

この対立は単なる政治的な問題にとどまらず、
宗教的な感情や歴史的な恨みが
深く関わっているため、
根本的な解決が難しい状況です。

ロシアウクライナも収束せず

国家間の領土紛争
また、国家間の領土をめぐる
対立も争いの原因となっています。

ロシアとウクライナの間では、
ウクライナ東部やクリミア半島を
めぐる領土問題がさらなる引き金となり、
現在でも激しい戦闘が続いています。



すでに2年近く継続していますが、
ついにウクライナがロシアに対し越境攻撃を仕掛け、
ロシアに対する反撃が日に日に強くなっております。

これまでフォーカスされていたのは、
ウクライナ東部の4州でしたが、
最近フォーカスされてきたのは越境攻撃の被害にある
ロシア西部のクルスク州です。




ロシアのプーチン大統領は、
ウクライナ軍がロシア領内で行う越境攻撃を
「ウクライナ東部でのロシア軍の進軍を止める試み」
として批判しており、おそらくこの対立は今後も続く見通しです。

もはやブレーキをかけることは
難しくなったのか?と感じております。

インド、中国の国境衝突

大国の権力争いと影響力の拡大
さらに、大国間の権力争いも紛争の引き金となっています。

中国とインドは、国境をめぐる
争いで緊張が続いています。

同じBRICSの加盟国ですが、
領土問題はまた別です。

中国とインドの外相が会談し、
対話を強化することで一致しましたが、
依然として両国の主張は平行線をたどっており、
完全な解決には至っていません。

人口14億人越えの大国同士の衝突の行方は
世界が注視しなければいけないものです。

まとめ

平和は結局は理想論であって、世界のいずれかの首脳も
平和のために武力を捨てることは
遠い理想にあるものであって、
目の前の相手に対し、攻撃をさせない選択肢を
選ばせる努力こそ平和の維持のためのアクションと
感じております。

日本は反撃能力の保有や防衛費の増額、
セキュリティクリアランスは全て
相手に攻撃させないためのアクションですが、
しかしそれだけではただ緊張を高めるだけです。

大事なのは外交努力であって、
いかなる事態でも首脳間や閣僚間で
対話が出来るような取り組みが不可欠でしょう。

日中関係では二階元幹事長が訪中され、
共産党の最高幹部と会談されましたが、
残念ながら習近平政権3期目は習近平氏に権力が
集中したことから、
習近平に直接話しかけるパイプの実現には
至っておりません。

またアステラス製薬の社員はまだ解放されておらず、
以前として尖閣諸島や我が国の領空は
侵犯されているのです。

これには断固抗議しつつも、
文化や民間交流の妨げは
可能な限り避けるべきだ。

そう訴えていきたい。

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