夫のパン作り#1 まずはパン・ド・ミからはじめよう
毎度おなじみ我が家の料理番長こと夫R。
料理番長として簡単手軽なものから、時間も手間もかける凝ったものまで気の向くままに作り続ける日々。
そして、料理好き男性の例にもれずパンやスイーツも作っております。
ただこの夫R、暑さにめっぽう弱いため夏の間はオーブン使用のパン・スイーツ作りはお休みしていました。
(大きな声では言えないけど、あなたが暑いの苦手ってその体型のせいなのよ。ホントに大きな声では言えないから小さく呟きました)
そんな夫のパン作りで最初に紹介するのは「パン・ド・ミ」
そう食パンです。
柔らかくて優しく素朴な味わいの基本のパン生地。
パン作りをはじめるのならまずはこのパンから。
食パン型に限らず、小さめの細長い型や丸い型で焼いても◎
パニーニを作ったりテーブルロールのようにお食事パンとして活用しやすいのでおすすめです。
もちろんお好みの具材を包んで焼くという楽しみも。
パン作りにはスタンドミキサー、卓上型ミキサー、などと呼ばれるこのようなミキサーを使います。手捏ねだとちょっと大変ですのでね。
↑ 我が家のミキサー。かなり年季が入ってます。
夫R曰く「がんばって手捏ねでできるのなら手捏ねでも。大変だけどね。」
覚悟のある方はどうぞトライしてみて。
なお、このレシピは乳製品不使用にアレンジ可能です。
材料欄を参照ください。
材料
1斤分 あるいは20㎝×7㎝×4㎝の型3個分
・強力粉 185g
・中力粉 80g
・砂糖 10g
・はちみつ 10g
・ドライイースト 5g
・水 150g
・牛乳 40g
・エキストラバージンオリーブオイル 10g
・塩 5g
・打ち粉として 強力粉適量
※乳製品なしで作る場合、牛乳を水に置き換えて(すなわち水が190g)、オリーブオイルを10gから15gに増やします。
↑ 食パン型1斤分
↑ 3個のシリコン型。1斤分と同量の生地でちょうど3個作れます。
今回はこちらの型で作ります。
作り方
1.計量。
一つのボウルに強力粉、中力粉、砂糖、はちみつ、ドライイーストを計量しながら入れていく。これとは別のボウルに水、牛乳、オリーブオイルを計量しながら入れていく。
2.捏上げ。
1の粉類をミキサーで回していく。回しながら、1の液体類をまず半量少しずつ加える。生地がまとまっていくのを確認しながら残りを少しずつ加えていく。最後に塩を加えて混ざったらミキサーを止める。
↑ まずは粉類のみ。
↑ 液体類はミキサーを回しながら少しずつ加えて。
3.一次醗酵と一次醗酵中のパンチ(ガス抜き)。
バットに打ち粉をかるく振って、2の生地を移し入れる。ラップをかけて1時間半発酵させるが、ちょうど真ん中の45分経過したところでパンチを行う。バットから生地を取り出し、中ほどから外側に向けて押し広げてガスを抜く。手前からと奥からと生地をたたんで3段に。さらに左からと右からとたたんで3段に。これをひっくり返してバットに移し、表面に軽く打ち粉を振って再度ラップをかける。ここから残り45分発酵させる。
↑ バットに打ち粉を振って、
↑ 一次発酵をはじめたところ。
↑ 一次発酵をはじめて45分経ったところ。
↑ パンチ(ガス抜き)したあと。
↑ パンチ後さらに45分経ったところ。
4.分割。
作業台に打ち粉を振って、3の生地を移す。クルクルと回転させるようにして表面にまんべんなく粉をまとわせる。
3つの型で焼く場合は以下の手順を行う。
生地をはかりを用い、重さを量って正確に3等分する。一つずクルクルまとめる。
↑ 打ち粉をまとわせる。
↑ 3等分にしたところ。
5.ベンチタイム。
4の生地をそのまま作業台の上で10分休ませる。
6.成形と二次発酵。
5の生地に軽く打ち粉を振って麵棒でのばす。くるくるっとまとめて型に入れる。ハサミで切れ目を入れる。ここから1時間醗酵させる。
※食パン型を使う場合、オイルスプレーもしくはバターを塗ってから生地を入れます。
小さい型がシリコン製ならオイルは必要ありません。
↑ 麵棒で広げる。
↑ くるくる丸めてとじ目を下にして型に入れる。
※今回は3種類、プレーン、チーズ入り、チョコ入りを作りました。
↑ チーズ入り。量はお好みで。
生地をぱたんと折りたたみ、ふちを押さえてきれいにとじて。
とじ目を下にして型に入れる。
↑ チョコ入り。
ヌテラのようなヘーゼルナッツ入りチョコスプレッドがおすすめ。
↑ 表面にハサミを入れて。右はチーズ入りなのでトッピングもチーズ。
↑ 二次発酵。1時間経ったところ。
7.発酵が終わる時間に合わせてオーブンの予熱をする。温度は190℃。予熱の際、必ず天板もオーブンに入れて温めておくこと。←ここ重要ポイント
醗酵が終わったら生地表面のぷくっと膨れたところをハサミでちょんと切る。
スチーム機能のないオーブンの場合は、焼く直前に生地の表面を霧吹きで湿らせる。
190℃で焼く。食パン型の場合は50分。3個の型で焼く場合は20分。ただし時間はあくまで目安。焼き加減を見て調節してください。
↑ ぷくっと膨れたところ、ハサミでチョンと切って空気を抜く。
↑ 焼き上がり♪
↑ プレーン
↑ プレーン断面
↑ チョコ入り
↑ チーズ入りでパニーノを作りました
↑ 卵とレタスのパニーノ
焼いてる最中から漂うなんとも良い香りがたまりません。
おうちでパンを作る醍醐味ですね。
そして、ふわっと焼き上がったパンはまさしく幸せの味。
嚙みしめるごとに旨みを感じる素朴さ。
朝食のトーストに、お弁当のサンドイッチに、食事パンとして食卓に。
チョコパン、くるみパン、レーズンパンなどアレンジを加えて作っておやつにしても。
今回焼いたパンのうち、プレーンは長男Jがその日の晩ごはん「ナスのパルミッジャーナ」のお供として丸ごと1個食べきりました。
1斤の1/3、つまり6枚切り食パン2枚分ですから10代男子にとっては多すぎる量ではないですね。
パン作りは捏ねたり成形したりといった過程も楽しいものです。
ようやく涼しくなってきたこの時季におうちでパン作りはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。
夫の料理シリーズはこちら。
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