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ナマハゲらしく

最近、秋田のなにかにネーミングをするとき、「こまち」か「ナマハゲ」をいれればいいといった風潮があるんじゃないかと思うくらい、よくみる。

先日行った温泉では、髪に大きな花をつけ、着物をきたお姉さんのポスターをみかけた。その下にはNAMAHAGEダリア。

なんなんだよ、それと思って検索するとHPがあった。

  (1) 秋田を連想させる名前
  (2) ダリアの豪華さに負けないインパクトがある名前
  (3) 一度聞いたら忘れられない名前

NAMAHAGEダリア

確かに、こうやって調べてしまう人がいるんだから、インパクトはあるし、なまはげからは秋田しか連想しないし、一度聞いたら忘れない。
けど、ただナマハゲをつけているだけで、ダリアの美しさがまったく引き立ってない。

ナマハゲは何かしらの名前で使われるだけでなく、年がら年中、駆り出される羽目になり、担い手不足も課題になっているそうだ。いやいや、まて、ナマハゲとは元来、年の節目にやってくる来訪神であって、イベントに駆り出されるものではない。担い手不足って・・・ディズニーランドのミッキーも中に人が入っていると思ってはいけない、言ってはいけない暗黙の了解がある。ナマハゲもその立ち位置でいてほしい。

今日のニュースではおいおい、それは見せちゃいけないんじゃと突っ込んだナマハゲがいた。

「男鹿市の職員向けにナマハゲ講習会が行われました。歩き方やしゃべり方などを熱心に勉強していました」

来訪神ではあるものの、中身は人間・・・知っているが、それを大々的にしらしめてはいけない。こそっと講習会をやってほしかった。ナマハゲ講習を受講すれば、誰でもなれると思われてしまうじゃないか。

さらに、「泣く子はいねがー」と大声で叫びながら地域の家々を歩くのがナマハゲ。

なのに、新聞には・・・

ナマハゲ サプライズ乗車!
ナマハゲは乗客の隣にそっと座り「今日はどごから来った?」と優しく話しかけていた。

違う違う違う!そっと座ったり、いたわったりしないでけれ~。ナマハゲはそういう存在じゃない。

秋田県さん、ナマハゲをあまり乱用しないでください。ナマハゲはいつでも会えるアイドルではありません。



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ゆきんこ
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