秋田県人のかっぱえびせん立ち位置
ギンギンギラギラの日差しに疲れ果て、もう照らさないでくれ!と太陽に懇願していた夏が終わり、日差しが降り注ぐとぽっかぽっかで気持ちよくお昼寝できるようになった秋。
こうなってくると俄然わいてくるのが食欲だ。温かいコーヒーや紅茶を飲みながら、ひとつまみ、ふたつまみ・・・とあっという間に平らげてしまう恐ろしいやつ。年齢とともに食が細くなったとは思うが、ちょっとしたおやつはどこまでも食べられてしまうから自分の胃の丈夫さに怖くなってくる。
食欲爆走中に届いたのが友人からのふるさと小包便。誕生日でもなにかのお祝いでもないのだが、おそらく帰省した時に世界各地で買ったスカーフをあげたのでそのお礼だと思われる。なにはともあれ荷物が届くというのはウキウキする。早速開封の儀。
な!なんと、大好物のあつみのかりんとう!と、味どうらく?!秋田県のスーパーには必ずある万能つゆで、その名のとおりこれ1本で、めんつゆ、おだし、煮物となんでもござれ。味どうらくをいれたら大体秋田県人の口にあうお味になるのだ。
さすが秋田友。さすがのチョイスである。
さてさて、このあつみのかりんとうは以前noteで書いた通り。
昔からかりんとうといえばあつみだったので、東京で某高級かりんとうを食べたときに、なんじゃこれは?!となった。歯にくっつくし、もったりするし、かりんとうの概念を覆された。
あつみさんのかりんとうは歯にくっつくものの、食べているうちにいつのまにやらどこやらにいくし、なによりさっくさっくなのだ。水あめをつかっているのにこの食感を出すとは天才じゃないか!と思うのである。
506kcal、炭水化物64.9gと以前書いたようにデブまっしぐらな栄養成分表示なのだが、そんなのかんけーねぇ。あつみのかりんとうを食べて糖質過多、コレステロール値アップ、高血圧になっても構わない。いいのだ。あつみのかりんとうが食べられなくなるなら秋~冬の楽しみがなくなる。
というのも水あめを使っているから、夏はかりんとう同士がくっつくとかで販売しない季節限定のお菓子なのだ。
だからあつみのかりんとうが販売されると、あ~秋が来たなと思うのである。
この小包がきたのが19時ジャスト。ちょうど夕ご飯が終わり、NHKニュースをみようかなと思っていたころだった。
夕ご飯は軽めにすませて、朝おなかがすいて起きるようにしている今、腹八分どころか腹7分でとめている。
目の前にはあつみのかりんとうがなんと3袋も。
食べたい、いや、明日のおやつまで待つべき、いや、3袋もあるのだから少しくらいはいいのでは?いや、これから寝るだけなのにこんな糖分ばりばりのものを食べていいのか?いや、我慢はよくない、眠れなくなる。いや、朝のもたれをお前は我慢できるのか。いやいやいやいや~と1人押し問答を繰り返した結果、ほんのちょっぴりだけ食べることに決定した。目の前にあるのにお預けをくっている犬状態で、食べないと気になって仕方がないのだ。
こ、これですよ。黒ゴマをたっぷりトッピングしたかりんとう。一口食べるとさくっとした食感、水あめの甘味、揚げたせんべいのような風味。あ~幸せだ~。と食べる手がやめられない止まらない。
そう、秋田県人のかっぱえびせんといえば、あつみのかりんとうなのである。そうこうしているうちにニュースが始まり、バリバリと食べ続け、いつのまにか袋からまたかりんとうを出し、食べ始め、一口どころか袋半分食べてしまった。
おそろしすぎる魔性のお菓子である。
あと2袋、どこまで”待て”ができるか自信がない。