年を取るほどに三人寄れば文殊の知恵
友達100人できるかな~♪なんて歌いながら、友達が多い方が自分の価値があがると勘違いし、多ければ多い方がよいと、みんなに笑顔を振りまき、誘われればホイホイとどこにでも出張り、メルアドや電話番号を交換していた20代。
みんなでわいわい楽しく過ごすのがとてつもなく楽しかった。
結婚や出産ピークがくるとだんだん込み入ったお悩みが出てきて、1対1で会うことが多くなる。ここで友達100人がだいぶ淘汰されたような気がする。
そして40代の今、なぜか3人単位が多くなった。
特にお気に入りの3つの3人グループがいる。
ひとつはライブやバンド関係オタチーム、ひとつはアジアン系ドラマやk-popオタチーム、そしてコロナ禍で会う頻度が急激にあがったコピーライター、ディレクション、編集など制作関連を長くやってる&旅行好きチームだ。
旅に出ると、行きたい場所や食べたいものが違うと、
「じゃ、今日はわたしここ行ってから、夕方合流するね!」
とわが道をいくのだが、このチームは行きたいところがドンピシャでかぶるのでいつも3人でウロウロする。
しかも役割分担が絶妙で、方向感覚とグルメアンテナがものすごいいい人、どうする?となったときに決定をスムーズにする人、朝からテンション高くみんなの士気を挙げる人(←わたし)といった具合。
今まで台湾でライチ狩り、タイでローカル線旅、モロッコで迷路旅、インドでひたすらカレー食べ、石窟寺院を見る旅などなどよく出かけている。
とかくとめちゃくちゃ仲良いんだな~と思われるのだが、普段はまったくといって連絡をとりあわず、LINEするときは、おもしろげなイベントをみつけたとき、旅に行きたくなった時だけで1年くらい平気であわないというときもある。
が、コロナ禍で、仕事は激減し、給料は減り、かつ海外旅行にいけずにフラストレーションがたまりまくった我らは「地元で海外旅行気分」と題し、台湾、中国、ベトナム、タイなど毎回、テーマを決めて食べ歩きをするようになり、最近では1か月に1回会うほど頻繁にあっている。
いつも3人そろうわけではなく、2人で会うことも多いのだが、やっぱり3人が楽しい。年齢とともに物忘れが激しくなるものだが、3人いればだれかが答えをもっている。毎日の平平凡凡な日々も3人集まればだれか一人は、ちょいと面白いネタをもってて盛り上がる。
今週末のテーマはニュースでも連日報道される猛暑。
わたし毎日アイス食べる~という話から
大人なガリガリ君のゴールデンパインうまいよね。
やっぱりパピコのホワイトソーダは鉄板じゃね。
いやこういうときこそレディーボーデン
あ!わたし、レディーボーデンに山椒の粉かけて食べるの好き
なにそれ?ちょっと興味ある~、やってみようかな~。
あ、ガリガリ君の梨が8月から発売されるってよ
と結局、いつもガリガリ君で終わるのだが夏はアイス情報の交換に余念がない。
そこから、やっぱり夏はビールだよな!になり、居酒屋にいく流れになる。
居酒屋に到着し、3人でぷはぁ~っと1杯やっているときに
夏はやっぱり炭酸は欠かせないよな。
ウィルキンソン、アマゾンで買いましたよ
なんて話をしているときに、
1リットルすぐに飲み切れないからやっぱ500mlが妥当かの流れから
「一度開封するとやはり炭酸ぬけちゃうから飲み切るのが一番よね」
というと
「あれ?知らんの?ペットボトルの蓋を下にして保管すると炭酸抜けにくくなるんだよ」
な、なんと。そうだったのか。あらんかぎりの力をいれて蓋をしめて冷蔵庫にいれてただけだった。
といった感じで生活に役立つ小ネタもゲットできる3人体制はとてもいい。
凡人でも3人集まればすばらしい知恵やアイデアがでる。
三人寄れば文殊の知恵とはよく言ったもんだ。