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飛行機の灯りが見えると

急に暑くなって体がだるい。

我慢せずに冷房をつければいいのだが、まだ早いのではないかとやせ我慢した結果、だるくて何もやる気がおきない。

が、まだこの時期は朝晩の気温が下がり気持ちがいい風がふく。

そんなときに夜空を見上げるとどこぞやに向かっている飛行機の灯りがみえる。

国内線かな~、異国にいく飛行機かな~なんて眺めていると無性にどこかにでかけたくなる。とはいってもすぐにでかけられないときにさらっと読むが沢木耕太郎氏の深夜特急3の【対談】十年のあとに。

インドのブッダガヤで会った此経さんとの対談なのだが、定点にいた此経さんと移動し続けた沢木さんの話がかみ合っているようでかみあってなくて面白い。何度読んでも面白いし、沢木さんの旅の総集編といった感じで軽く読める感じが好きだ。

毎回読んでいるのに今回ふと気になったのが、デリーからバスを乗り継いてロンドンに行くという計画。今もできるのかな、いや、できるか、いやいや紛争地帯もあるしそうはいかないか・・・と文明の利器、グーグルマップに聞いみた。


さすがにバスの乗り換え案内はしてくれなかったが、徒歩の経路は示してくれた。

1707時間、約72日ね・・・ウクライナとかバリバリ経路に入っているのだが、どうなんだろ。

しかし、ロータリー2つ目の出口をでて~●●RDに入る~とかきちんとナビしてくれている。さすがグーグルマップ。

便利になったなと思うとともに、地図や時刻表とにらめっこして、最短ルートを真剣に考えるような旅はもうできないんだなと思った。

バックパッカーしてたときの思い出は、タージマハルが美しかったとか、ビクトリアの滝が迫力あったとかではなく、どれだけ苦労して、地元の人にどれだけ助けられ、裏切られながらもその地にたどり着いたかのほうが鮮明に記憶に残り、今でも酒のつまみによく話をしたりしている。苦労してたどり着いた地は一生忘れないととも自分の財産にもなった。

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