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ただのチョコサンドクッキーじゃない

シロガネーゼに憧れている友人から手土産をいただいた。

それがラ・メゾン白金の「ショコラサンド」。

「シロガネーゼには一生なれないから、気分だけでも味わいに白金いってきたわ」

とうれしそう。そんなに白金っていいところなのか。その憧れのシロガネーゼたちの舌を虜にしているのがこのショコラサンドだという。

シンプルなパッケージはさすがのシロガネーゼ風。「ショコラサンド」と呼ばれる、いわゆるチョコサンドはずっしりと重い。

とはいえ、最近のチョコサンドクッキーはかなりクオリティーが高い。スーパーやコンビニで販売しているものもなかなかの味わいで、しかもリーズナブル。シロガネーゼの舌をうならせてるとはいえ、しょせんチョコサンドクッキーでしょと高をくくっていた。

しかし一口食べた瞬間、シロガネーゼたちの舌はすごいことを知る。

クッキー生地の分厚さとサクサク食感はまあ、他でもあるとして違いはチョコ。分厚いから食べ応えはあるのに、口の中でとろけていくから後味は重くない、けど満足感が高い。

キャラメル味はちょっと甘すぎる気がするが、スイーツ女子であればこのくらいお茶の子さいさいだろう。ビター味は、その名のとおりのビターさで甘さ苦手男子でもいける。

は!最近はスイーツ男子なるものもいるから、男子=甘いの苦手ではないか。

チョコサンドクッキーあなどれないな・・・と思っていた矢先、羽田空港でラメゾン白金にお会いした。白金まで行かなくても買えるのか!と早速購入しようと近づくと、パッケージがシロガネーゼ風から南国風になっている。羽田空港仕様か?

いやいや、違う、三本珈琲というコーヒー屋さんとの羽田限定コラボ「カフェショコラウィッチ」というものらしい。三本珈琲は知らないのだが、シロガネーゼとコラボできるくらいだから質のいいコーヒーを提供しているに違いない。

これは期待値大。

袋をあけると、コーヒーの香りがふわり。いやふわりというかもうコーヒーを飲んでいるんじゃないかというくらいのコーヒーの香り。

元祖「ショコラサンド」に比べるとクッキー部分が薄く、さらに大きさも小ぶり。お味はカフェラテ、キャラメルラテ、コーヒーの三種類。

いずれも粗びきコーヒーを練りこんであり、コーヒーの香りと味わいが濃厚。クッキー部分が薄いので食べやすく、しかもさっくりとしていて食べた後の余韻が心地いい。やっぱりキャラメルは甘すぎる感じは否めないが、珈琲はビターでほどよい苦味、カフェラテはホワイトショコラで甘さ控えめ。

いずれもコーヒーによくあう。

チョコサンドクッキーなめてた。ここまでこだわると別のお菓子になっている。それにしても羽田空港限定の文字があちらこちらにあり、限定好きとしてはどれを買ったらいいかわからなくなる。

まあ、最後はお値段で決めてしまう生粋の貧乏性である。

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ゆきんこ
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