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お客様を教育する!?

「お客様は神様だと思え」

よく商売で使われる言葉ですが、個人的には「お客様も人間」だと思っています。

お客様はもちろん大切ですが、一緒に働いてくれるスタッフも大切ですよね。

いくら神様でも、スタッフに偉そうに無茶を言ってきたり、店内やトイレを散らかしたり、他のお客様へ迷惑をかけたりしたら許せないでしょう?

そこで言葉は乱暴ですが、お客様にも「教育」が必要になると考えます。

分かりやすい事例としてとても素晴らしいのが『ディズニーランド』です。

ポップコーンを落としてもすぐ飛んできて楽しそうに掃除をし笑顔で話しかけてくれ路面にはゴミひとつ落ちていない。
なんなら赤ちゃんがハイハイしても安全な夢の国…そんな《ポリシー》をしっかり持っているので、お客様もゴミのポイ捨てをしないし、タバコの禁煙ルールもちゃんと守ってくれます。

これは顧客に強制したわけでも注意したわけでもないのに、スタッフの行動によって思想を浸透させた…

つまり「教育」をしているのです。

このように、お客様にもスタッフの働きかけで「教育」をする事ができます。

例えば、汚いトイレに「トイレを綺麗に使ってください」と張り紙をしても綺麗には使ってくれません。
汚れているトイレはお客様も「汚してもいい」と考えてしまうのです。

逆にピカピカに綺麗で清潔感のあるトイレは、ほとんどの人は何も言われなくても綺麗に使ってくれます。

生のピアノ演奏が行われているラウンジでバカ騒ぎする人はほとんどいませんよね。

仮にゴミひとつない道路でも、わざとタバコの吸い殻を5本ほど置いておくと、たちまちその周辺でタバコを吸ってポイ捨てする人が現れだします。

人は意図してか無意識か分かりませんが、その時その環境で行動を変えれてしまうのです。

要するに『お客様の質が悪くなるのはお店のせい』だと思ったほうがいいでしょう。

「子供は親の鏡」という言葉がありますが、まさに「お客様はお店の鏡」なのです。

お客様も人間なので、ほとんどの方は信頼には信頼でちゃんと返してくれます。

時間はかかっても「綺麗なトイレだから汚したら申し訳ない」と思ってもらえるまで、お店側が留意して「魅せる」ことでお客様を「教育」しなければならないのです。

「教育」などと少し乱暴な言葉を使いましたが、いくらお客様でも何でもアリなわけではありません。
目にあまるようなら、時には注意するくらいの気概を持っていいと思います。

その上で「お客様ファースト」のお店を心掛ける事が大切なのではないでしょうか。

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