イノベーション 〜その1〜
記念すべき100回目!
は《イノベーション》について。
イノベーションを直訳すると《技術革新》です。
でも私個人はそんなに堅く考えなくてもいいと思っています。
ドラッカーの言葉に「なぜそんな事に気づかなかったのだろう!と言われるのが最高のイノベーションの評価である」というものがあります。
例えば、大ヒット商品であるダイソンの「はねのない扇風機」は、CMで知った時「ダイソンすげー!」と思いましたが、これは良く考えると[送風機が扇風機の形になっただけ]の商品です。
これは技術革新ではなく、発想の転換でしかありません。
しかし、ここに気づいて製品化に取り組んだ事そのものは「イノベーション」と言っていいと思います。
ガソリンスタンドが窓拭きのサービスをしているのにヒントを得て、眼鏡屋さんがお客様の眼鏡を拭いて差し上げるサービスを行ったのも「イノベーション」です。
あなたも他業界の常識を自分の業界に持ち込むだけで「イノベーション」が実現するかも知れません。
そうした視点で考えると、様々な角度でイノベーティブな発想ができるようになりますよね。
今日から数回はこのイノベーションを中心に様々な事例を書いて行こうかと思います。
今日はその第一弾!
《低品質から高品質》
そんな切り口で大ヒットしたのが[ipod]です。
2001年に発売されたipodは185gの超軽量で、なんと1000曲も入るという画期的なものでした。
しかしながら、使われている技術はどれもが新しい技術ではないですよね?
スタイルやアイディアは「ウォークマン」から、大容量は「SDカードやUSBメモリ」から、操作性は「タッチパネル」からそれぞれ持ち込んだものでいずれも新技術ではなく、組み合わせで創出したこれぞ「イノベーション」という典型的な事例だと思います。
「低品質を高品質に」
これもイノベーションの切り口のひとつです。