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『どこで働くか』ではなく、『どう働くか』

「どこで働くか」ではなく「どう働くか」

この言葉は、今朝たまたま観ていたTVで一流シェフを目指す青年に対して、ある一流シェフの方が発した一言だ。
「どのような修行をしたいか」と問われて青年は「フランスに行って一流のレストランで働きながら修行したい」と答えた。すると、その一流シェフが
「どこで働くか」ではなく「どう働くか」ですよと優しく諭されていました。

たしかに… と思った。

どんなに一流のレストランで働いた経験があっても、三ツ星を取れるかはその人の努力と技量に依る。
一流の学校を出て、フランスへ修行しに行き、一流のレストランで働かせてもらう

過去にこれを成し遂げた人がいて、その人が一流になっているから、この流れが良しとされる。つまり、偉人の経歴だ。それを真似し同じ様にする必要は一つもない。
この流れに従わないと一流になれないというわけではない。
誰かの真似をするのではなく、誰も成し得ていない事に挑戦することが大事だと。

この言葉はどんな人生にも当てはまる。

「どこで学ぶか」ではなく「どう学ぶか」

娘は周りの人とは違う道を歩んでいる。
周りからは難しいと言われても自分の決めた道を行く。
バイオリンを弾く娘も以前この一流シェフと同じような事を話していた。

音高音大に行った人が一流のバイオリニストになっているのか?
ウィーンに行った人がみんな世界で活躍する一流のバイオリニストになっているのか?
一流になっている方もそりゃいる。だけど、みんな同じ講師に同じ事習ってたら、みんな同じ演奏になってしまう。
そうじゃない。音楽の事をとことん勉強して、作者の思いと自分の表現したいことを織り交ぜて自分にしか出来ない演奏をしたい!それが芸術だと思う。と熱く語っていた。

はじめは道などない。誰かが草を分け土を踏んで初めて道になる。
はじめから決められた道などないのだ。

熱い志を持つ若者にいつも感動し目頭を熱くしてしまう私。朝から心を揺さぶられた事を記録しておきたくて久々にnoteを開いた。

熱き志を持つ若者に幸あれ



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