そうだね。の力。
さっき、録画してたNHKのクローズアップ現代を観ていたんです。
テーマは、「出生前検査」について。
今、妊娠中の出生前に、赤ちゃんの健康状態を確認するNIPTという検査行う妊婦さん、カップルが増えているそうです。
そこでは、いろんな問題が提議されていました。
倫理的な問題が一番。
命の選択ですよね…。
障害があると知ったら、
その後、どう決断していくのか…。
産む決断にしても、産まない決断にしても、それぞれの苦悩がある…ということが、そこではたくさん語られていました。
そして、安易に、出生前検査をしないで欲しい。と専門家のかたがおっしゃっていました。
出生前検査できる病院は、国が指定したところでしか、本来できないみたいなんですが、全国の指定外の病院が、自分の病院側の利益だけのために、指定外病院でも、安易にできることになっていることが、問題視されていました。
出生前検査には、遺伝カウンセリングやその後のケアなど、さまざまなサポートがとても必要だそうです。
検査結果が陽性だった場合、、たくさんの問題、悩み、苦悩、葛藤が起こってくるそうです。
それは、そうですよね…。
想像するだけで、私も不安になりました。
それを、中絶ギリギリまでに、決断しないといけない、その時間の短さについても、短すぎる…と声をあげていた方がいらっしゃいました。
そこで、ある家族のかたが紹介されていた一幕に、私は心を打たれました。
赤ちゃんの心臓に病気が見つかり、その妊婦さんとパートナーの方は、赤ちゃんを産むべきか産まないべきかを、とても悩みに悩んで、最後決断されたそうです…。
そして結果、産まない、という決断をされたそうです。
が、そのかたは、その後も、我が子を産んであげられなかった自分自身を、とても責め続けているように、私には、そう映りました。
ある日、旦那さんが、その赤ちゃんの3歳の誕生日に、プレゼントを買ってきてくれました。
絵本です。
赤ちゃんの代わりのぬいぐるみをいつも抱きしめている奥さま。その絵本を受け取って、ぬいぐるみを抱きしめながら、その絵本を、赤ちゃんに向けて、読まれていました…。
奥さまは、「涙がでちゃう…。」
と旦那さまにつぶやきました。
その後です。
旦那さまが、奥さまに、、
「そうだね。。」
と、とても優しく、言葉をかけられていました。
そして、奥さまが続けて、
「〇〇くんに、読んであげたかった…。。」
と旦那さまにつぶやきました。
そしてまた、旦那さまが、、
「そうだね…。」
と優しく奥さまを包み込んであげている姿が、私には映りました。
私は、その旦那さまの、
「…そうだね。」
という言葉が、なんて優しくて、愛情深くて、この上ない素敵な言葉なんだ…。
と感じたんです。
この、たったのひとこと。
「…そうだね。」
の言葉の力に、無限のパワーを感じました。
悩んでる、困ってる、苦しんでるひとに対しての、
「そうだね。」
って、本当に魔法のような、素晴らしい言葉だなぁ…。とふと思ったことを、今日は書きました。
今日は、この辺で。
またあした。^^
おやすみなさい。🌙