子連れで行きたい熊本市現代美術館#34
熊本市現代美術館では、5年前まで夕方のピアノ演奏をさせていただいた。
19時からの30分間弾き続けるのもので、一日ごとに演奏担当者が変わる。
順番が回ってくるのは1ヶ月に1度くらいだった。
ちょうど5年前に熊本地震が起きたことと、妊娠したことで一旦おやすみして、2人目が生まれて1歳になる頃にまた活動したいです、とご連絡を差し上げて、さあまた弾けるぞー!と思っていたところ、新型コロナウイルスの影響でピアノ演奏の時間もお休みになり。。。いまは週に1度?くらいあってるのかな。
演奏したあとに、「あの曲よかった」「最後に弾いた曲好きなんです」と声をかけてくださる方が結構いらっしゃって、わたし自身もすごく好きな時間だった。
静かな曲を選曲しなければならないので、クラシックからJ-POPまで弾いたが、春の季節に福山雅治の「桜坂」を弾いた時には、美術館の受付の方が好きな曲だったらしく興奮気味に感想を教えてくれた時もあった。
熊本市現代美術館は利便性の良い場所にあり、落ち着いた空間がだいすき。
2015年ではあるが、ROOMIEで記事にしたこともある。
子供が生まれてからは、街なか子育てひろばなるものがあることも知って、子連れでも展覧会へ行きやすいアットホームさに、益々好きになった。
子供たちとも数々の展覧会へ足を運んだ。特に喜んだのは、田中達也さんのミニチュアライフ展。
子供だからわからないってこともないし、わからなくても作品に触れることで気づくことはあると思う。
大人でも理解しがたい作品ってあるしね。
この夏はテオ・ヤンセン展に行った。熊本にでは初公開で、とても楽しみにしていた。長男も大興奮で、ストランドビーストを動かす体験もさせていただけた。
時間帯をずらせば密にもならず、大人も子供も楽しめて、美術に触れることでその造形だけでなく背景や歴史まで知ることができる。
コロナが落ち着いたら、九州だけでなくあらゆる地域の美術館に足を運びたいと思っている。