母の願いを叶えてくれてありがとう
きっかけはコロナ。緊急事態宣言が発出され、子どもたちは休校、私も自宅待機となった間に、You Tubeのエクササイズ動画を見ながら運動を始めた。
普段から運動習慣のない私でさえあまりにも動かない生活に危機感を感じたからだが、ちょっとずつ楽しくなってきて、いつの間にか筋トレにハマってしまった。
初めは簡単なエアロビクスやダンスの動画を見ながら運動していた。
だけど、子どもらに、不思議な生き物でも見るみたいに無言でジーッと見つめられる中で、振り付けをぎこちなく真似るのははなはだ恥ずかしい。一緒にやろう、と誘うが、「俺はいい」ときっぱりした返事が返るだけ。
それに我が家はマンション住まい。音を気にしながら狭い部屋でダンスというのは、なかなか窮屈だ。そんなわけで、筋トレ動画に移っていった。
始めの2~3週間は、これはもはや自傷行為ではないのか!…と思いたくなるほどの筋肉痛で、トレーニングが本当に嫌だった。
それでも止めなかったのは、子どもたちの手前やると決めたらやる、という見栄があったのと、家にずっといるのがとにかく暇だったから。
そのうち、筋肉痛が残らなくなり、さらに続けていたら…!
何ということでしょう!腹筋に縦線が…!!
実は以前、夫が筋トレにはまって、毎日のように「見て見て」と力こぶを作って見せることに閉口していたのだ。毎日見たって大して変わらんやん、と。
ところが、結果が出ると嬉しくなって見せたくなる。4○歳の腹なんて、見せられる方はうんざりすると知っているのにも関わらずだ。
これは困った。
見せて褒められたいという願いと、見せたらうんざりされるという予測の葛藤にしばし悩んだあげく、取り敢えず子どもらに腕の力こぶを見せてみた。
うわー!すげえ!何、その腕!?えげつないくらい筋肉付いたね!!
100点満点中200点の反応。
息子というのは、母の喜ぶ言葉をよーく知っているものなんだなぁ。。。
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