野菜の種 F1種 雄性不稔

実は遺伝子組み換え食品も重大な問題なんですが、それよりも普通に流通していて問題となっているものがあります。
それがF1種です。
F1っていうのはごく簡単にいうと一代限りということなのですが、その特徴として、大きさが同じになる、生育が早い、など大量生産に適しているということがあります。
ただこれを普及させている影響で野菜の中身は味も落ちて栄養素も減っている状況です。
 
もっと大きな問題があります。
F1の種を採るには最近では雄性不稔(ゆうせいふねん)といって、ミトコンドリア遺伝子異常で花粉を作れない株の種を使うのです。
これを使うのは農業生産的な目的ですが、さて、このF1種の雄性不稔型は人体にとって安全でしょうか?
確実にいえるのは、消費者はなにも知らず、染色体に先天異常のある野菜を毎日食べているということです。
 
「タネが危ない」の著書で有名な野口勲氏はタネ業者さんですが、もし興味があれば彼の情報をのぞいてみてください。
ほかにも自分自身で固定種や在来種の、F1の雄性不稔種でない野菜(固定種とか在来種という言葉を使います)を育てている方はたくさんいるのです。
我々はそのような方々をもっと応援しなければいけないのではないでしょうか?
 
実際にフランスではF1の雄性不稔種の植物を使うことで、蜂の女王蜂が卵を産まなくなったり、オス蜂の受精能力が低く、人工授精しているという研究があるそうです。
もともと不妊になっているような植物なのですから、そのような結果になっても何の不思議もありません。
最近はイネ科および米にも使われ始めましたといううわさも聞きます。
最近の遺伝子組換え技術を雄性不稔系統の開発に応用することも始まっています。
よーするにGMO食品+雄性不稔+農薬の華麗なるトリオです。
 
「除草剤グリホサート誘発性雄性不稔及び除草剤グリホサート耐性トウモロコシ(改変 cp4 epsps, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis)(MON87427, OECD UI: MON-87427-7)申請書等の概要」というのが公開されておりますが、開発してるのは悪名高き「日本モンサント社」です。
 
もしかしたら人間の中に不妊の方が増えている理由の一つは、F1の雄性不稔種にあるのかもしれません。

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