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#3 ハイパフォーマーの仕事を受ける技術③
はじめに
前回までのnote(https://note.com/yukiishii1987/n/nac0bb16a8d01)では、
仕事を受ける時のゴールは、アウトプットイメージが擦り合うことであり、具体的には、"QCD(質、作業時間、納期)" を押さえることとお伝えしました。
コスト(作業時間)という観点では、想定作業時間を仕事の出し手と定め、その時間内におさめることとともに、個別タスクのコスト対効果はもちろん、自分が持っている全タスクのコスト対効果を考えることが重要というお話をしました。
弊社は職業柄、資料作成が多い仕事なのですが、「他に優先すべき事項はないのか?」「その資料は必須なのか?」「その資料はレバレッジが効く(他メンバー含め、今後も活用できる価値が大きいもの)のか?」をよく問います。ともすれば、自分の“こだわり“で、時間を不要にかけてしまうことがある為です。
お客様が求めているのは「成果」であって、必ずしも「資料」ではありません。資料作成にコスト(時間)をかけるなら、別のことにかけた方が成果にインパクトが大きいかもしれません。上司は常に“適切なコスト対効果“の判断を求められていますし、部下はそれを確かめることが重要です。
さて、今回は、デリバリー(納期)についてです。納期を意識した仕事の受け方のポイントをより深くご理解頂けましたら幸いです。
ショートフィードバックの設定
前回のnoteで触れましたが、仕事を受ける際には、納期からの逆算をして段取りを組むことになります。納期遅れが少ない人は、この逆算の精度が高いです。
その際に重要なのは、仕事の出し手に進捗確認日のスケジューリングをすることです。仕事を受ける際に、アウトプットイメージをすり合わせているわけですが、それどおりに順調に進んでいるかをチェックしてもらう時間です。
内容によって多少変わりますが、10分程度の時間で構いません。
それよりも、こまめにチェックポイントをもうけることで、
“ズレによる手戻り“を最低限にすることが重要です。
Slackやメールで確認してもらうにしても、スケジューリングをしておきたい(=日時確定をしておきたい)です。仕事の出し手に、その時間をとってもらうことを予約することで互いに抜け漏れを防げる為です。
セルフリマインドの活用
また、業務の納期遅れが少ない人は、仕事自体が早いという側面もあるかもしれませんが、それ以上に、“リマインド上手“という側面が大きいと感じています。
例えば、カレンダー、メール予約、slackのリマインド機能を活用して、自分自身に納期を通知すること=セルフリマインドを徹底するなどの工夫をしています
マネジメント側は、部下の納期管理も仕事の一つですので、部下へリマインドをすることをセルフリマインドする使い方もあります。
(もちろん、部下へのリマインドを直接メール予約するのもおすすめです)
大切なことは、これらを仕事を受けた(お願いした)瞬間に、即時処理として進めることです。それ自体が納期遅れを防ぐ仕組みになるのです。
おわりに
これまで3回にわたって、「仕事の受け方」について解説してきました。
QCDの観点によるアウトプットイメージの擦り合わせというシンプルなものですが、知っていてもできていなければ全く意味がありませんので、「毎回できているか?」と問いかけて頂けたら幸いです。
上司と部下の皆さんでともにこの記事を読み合わせることで、仕事の基礎を振り返る機会にご活用頂けたらとても嬉しいです。