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経済のこと/野口整体のこと/裸になること/生きのびるためのセックス

嬉しいことにまだ午前中だ。

経済のこと

7時に起きて今日は明日の準備に使うと決めた。自分がいま自分で決定できることにとても嬉しく感じている。明日は友達のプロフィール文を書く。そういう仕事をさっき始めた。新しい仕事だ。自分で看板をかかげた初めての仕事かもしれない。でもそれが天職だと勝手に確信している。名前をつけるとしたら「プロフィーラー」だ。検索したけど誰も使ってない。誰もやっていない仕事だ。

あなたと3時間向き合ってその人だけのプロフィール文を400文字なり800文字なり希望の文字数で書く。自己紹介文を自分で書くのは難しいけど、僕ならあなたの魅力を101%伝えられる文章を書ける。101%っていうのはあんまり盛らないよってことだ。自分の生い立ち、自分のやってきたことを過不足なく盛り込みながら「自分が大切にしていること」を証明するのは至難の技だ。それのお手伝いこそが今の僕が世界に還元できること。音楽も作れないし、絵も描けないけど、それなら誰にも負ける気がしない。

2022年11月22日だった。町田で友達とパーティーをしていた僕は、朝方に頭が回り始める。2日後に気になっている子とのデートが控えているってのもあったし、親友の妻が目の前で仕事を辞めたのだ。なにか仕事を作らなくちゃという焦りが生まれ本気になった。本気で仕事を作り出すのだ。今あるリソースで、いま自分ができることで、誰かをお助けするのだ。その日はなぜかそれが可能に思えた。達成のための自己能力の自己評価エフィカシーが異様に高かった。今年の春に山梨で言われたことと繋がった。「私たちのプロフィールを書いて欲しい」と初めて人から言われたとき。思えば、山梨の夫婦は流れを感じて仕事をするのがうまかった。結局、あれからプロフィールはかけていないが、そのような需要があり、また外部からその才能を指摘されたのは初めてだった。寝ないで迎えた朝9時にはそのような力があった。これをようやっと仕事にしようと思った。もっと早くやろうと思えばできたのに、なぜこの日だったのか。又吉美輪からもらった坂口恭平の『お金の学校』の影響が大きい。経済の回しかたがちょっとづつ分かってきていたのだ。

経済は勇気だった。間違いなくそうだった。本に書いてある通り、すべてが繋がって僕は部屋の中をぐるぐるした。instagramを開いてストーリーズに新しい仕事について告知をした。instagramはこういうとき最適なツールだ。24時間で消えてしまうから、人々の記憶に残る。そして僕に興味のある人300人ぐらいしか見ていない。その美しさと仕事が見事にマッチするように思えた。部屋をぐるぐるすると文章もぐるぐると脳内で生成される。それを忘れないようにinstagramに書いて投稿した。

仕事はすぐに4人決まった。まずはここから始めてみようと思った。カメラの使い方が分かった夜に、自分の使い方まで分かってしまったのだ。自分の才能のかっ飛ばし方。それは常に素直に生きること。それに気づくのにものすごく時間がかかった。他者の評価を気にする自分を蹴飛ばせば、そこには自然な流れが待っている。不思議なことに素直になればなるほど人とぶつかるどころか、ちゃんと人と向き合えるようになっていた。これまで感じた痛みが今度は逆に人と繋がる道しるべとして機能する。痛みを感じたからこそ、人の痛みを取り除くことが分かるようになっている。知らなかった。どんだけ映画を見ても気づかなかったことが人生には転がっている。物語は他者と繋がるために存在している。

野口整体のこと

体癖のことを知った4年ぐらい前のころはイマイチ自分の骨格のことも、他人の骨格のことも読み解くことに苦労していた。巷の性格診断のようにぱっと見で診断できるツールもないし、野口晴哉先生はすでに亡くなっていて資料はすでに出版された本しかない。しかし数年間ネットで記事を読み漁ったことで、Youtubeのコンテンツを見まくったことで自分の中で土壌がしっかり育っていた。お前らと8月に出会ってからというもの、ぱっと見で上下・前後・左右・ねじれ・開閉がなんとくなく分かるようになった。

そして体癖が分かればその人のことが手に取るようにわかる。エニアグラムやMBTIなどの性格診断の究極系だ。最近だと名越先生がYoutubeで見取り稽古をつけてくれているので今から学ぶ人は入りやすいと思う。体癖が分かれば人が怖くなくなる。

裸になること

裸になるには技術がいる。それはそう簡単に言語化できるものじゃない。うまい人は本当にうまい。うまい人と僕は最近ずっと一緒にいる。だから態度で、雰囲気で学んでいる。「こんなやり方があったのか!」と驚くことばかりだ。自然体で人を信頼し、怒るときはしっかり怒る。僕も最初の頃は自分の本当の気持ちを知ることにとても時間がかかっていたが、鍛錬を積むことでどんどん時間は短縮されていった。これは究極の技術だと思う。周りから見ると意固地になっていることが丸わかりなのだが、本人は分かっていないということはよくある。「今自分は素直じゃない自覚する」ことがなにより難しい。そして周りが気づかないレベルに到達しても、まだそれを自分で続ける。これは本当に自分の感情が感じていることなのか?を問いづつける。これは「道」みたいなものかもしれない。剣道や柔道のように。

生きのびるためのセックス

11月25日に恋人ができた。初対面だったのに自分でも驚くほど恋をして、その日の日が暮れる前に告白した。向こうも同じ気持ちだったのか分からないが、その日のうちにOKをもらった。恋愛の感覚は久しぶりだ。自分でもどうしていいか分からない。いろいろデートの相談に乗ってくれた人ありがとう。13年ぶりに恋をして、感情が受け取れるようになって記録する。今年の感覚として、恋愛は穴がすべて開いたビンゴカードに似ている。

たくさん正直になってたくさんセックスをしてまた学んだことを記録していく。それが学びなのだと確信している。


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