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『 「靈体」と「次元」 』

前回の「魂」に引き続き、今回は「靈体」「次元」についてです。
「○○で習ったのとは違う」でしょうし、僕もどんどん変わります。
そして捉え方は人それぞれですから、今回も十人十色、百人百色の一つとしてお付き合いください。
(※画像はフリー素材・ネット情報からもお借りしています)

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関連項目
第20回 『「」と「悪魔」』
第21回 『「」』
第23回 『「肉体」』


【 「靈」 】

」は会意兼形声文字という意味や音を組み合わせて作られた文字です。
「霊」は略字体ですね。
これにどういった音(波動・念)を与え、どうイメージして読むかで色々違ってきます。

「くち」とされる部分は、「和」を生み三界をつなぐ、といった見方もできる、、、かも(笑)

一般的には「れい・りょう」ですが、「たま・たましい」と読む場合は「たましい」を視点を変えた表現なのかもしれません。
靈団御靈れいだんおんたまのように使われることもあります。
他にも「ひ」「よい」などとも読むようです。
(※公開後「み」という読みと意味も教えて頂きました)


では僕から見た場合「れい」とは

狭義 には「魂」がそれぞれの学びや想念に見合った次元に顕現したもの

広義 には「異次元にある思考を持つエネルギー体」

となります。
まずはその2点から掘り下げていきます。




【 狭義としての「靈」 】

先の定義に加え「魂が異次元に顕現した際、靈体を器としてそこに在るもの」ともいえます。

僕たちの本体である「魂」は学びを深めるため、他(魂や思念)と交流しますが、そのためには他との「境い目」が必要です。

魂自体は情報の塊といえますが、ハッキリとした形の何かではありません。
例えばインクのような明確な境界の無いものは、他と混ざらないように「容器」があったほうが良いですよね。

他の色と混ざったインクは元に戻せなくなる

そこで魂は三次元では「肉体」を借りますが、異次元ではそれぞれに見合った「容器」を体として借ります。
異次元で借りた体(=次元の境界線)を「靈体」と言い、靈体として異次元に顕れた魂の状態が「靈」
という認識です。




【 広義としての「靈」 】

広く見れば、先の「靈」以外にも多くの思念体はあり、「想念靈(想像靈)」や「精霊」といったものもあります。
他にも色々あるようですが、今回はその2つを見てみます。

想念靈(想像靈)」は僕たち魂のように学びを重ね大きくなったものではなく、人々の想念がぎゅっと集まって生み出されたエネルギー体です。

では「」という想念靈が出来る場合を見ていきましょう。
まぁ龍自体の「元ネタ」は色々あるようですから、ここの部分は参考程度に捉えてください。

古代中国では「龍」は鹿の角、牛の頭、ロバの口、エビの目、魚のウロコ、ゾウの耳、蛇の腹などを合わせ、自然界の動物の調和を表現したとも言われます。
日本では顔がワニのようになり、体もより長くなっていますが、西洋の「竜」は翼を持ったトカゲ(爬虫類)で、意味が違うようですね。

そういった目に見えない何かを形にした「誰かの作品」である龍の絵や像、お話などは人々に影響を与え、そこから様々な想いや念が発せられ、それらが集まり「龍という想念靈」を生みます。

自分たちで生み出してしまう「想念靈」

エネルギー源である想念の種類は問いませんし、発する人の個々の念の強さや数でエネルギーの総量(=影響力)が決まりますから、「龍神」と信仰する者が増えれば、より早く集まるようになります。

強い想念靈は靈界にも物理世界にも影響を与えますから、さらに拝む者が増え、、、と互いが支え合うようになります。
もちろん龍神を信仰する人も靈団(靈人の集まり)もエネルギーの恩恵にあずかるので、次第にエネルギー源(信者)集めに奔走するようになります。


というのは一つの例ですが、愛の念からは愛くるしい存在が、荒々しい念からは荒々しく、欲望も願望も含め、みんなが想像したそのままが形となり存在します

ありとあらゆる想念から「想念靈」が生み出される

仮に見た目が神々こうごうしくても「念」からできているため、念を発する者より上の次元の存在ではありません・・・・・
持てるエネルギーが強ければ与える影響も強く、まるで神のごとく振舞いますが、元は誰かの想念ですから騙されないようにしたいものです。

次に「精霊せいれい」です。
同じ文字を「しょうりょう・しょうろう」と読み「人の魂」を表す場合もありますが、これもエネルギー体を区別するための音の違いかもしれません。

精霊」は深い山、きれいな川の流れという自然エネルギーが満ち溢れる場所で見られ、そのエネルギーがうねりとなり、こぼれて顕れるといったイメージのものです。
エネルギーのうねりを波とすれば、その波頭にできた泡や波粒のようなものですね。

遠目にも目立つ「波頭」も大きなうねりの一部

精霊はエネルギーであり、自然界のミニチュアのようなものですから、人間的な思考感情はありません。
山や川といった大きな生命体は、人間感覚では計れません。
喩えばアリが人間を見て「俺たちアリと同じ思考感情だろう」と思ったとしても、人とアリではまるで違いますからね。




【 「次元」という周波数 】

異次元は「周波数」が連続的に繋がり変化していく世界ですが、「次元」とはその広すぎる世界を分かりやすく区切ったものです。
(※分かりやすく三次元的な「周波数」に喩えていますが、全ての次元が重なったずっと複雑な構造のようです)

例えば、虹色を「赤燈黄緑青藍紫」に分けたとしても、色は連続的であり急激に変化するわけではないし、人は誕生日の前後で年齢は変わっても、特に何かが変わるわけではないのと同じですね。

色も次元も連続的に変化する周波数を表現する一つ


他にも、高層ビルに隣接した螺旋階段があるとして、延々と階段を昇っていると気付かぬうちに階が変わっていたりします。

次元が上昇するとはそんなもので、ゲームのキャラクターがレベルアップと共に強くなったりするような急激な変化ではありません
違うとすれば、一段ずつ周るにつれ景色が変わり、視点が高くなれば徐々に視界が開けてくるといった感じでしょうか。

最近は螺旋階段を見る機会が減ったなぁ


さらに視点を変え、次元上昇をゲームの経験値のように考えてみます。
この宇宙も含めた多重次元の「」の世界は12の次元に分かれているそうですが、周波数もエネルギーの多元的力積ですから、上に行くほど階段を一つ上がるのに必要な経験値が増えるのでは?と思っています。

とあるゲームでは、レベルを1上げる経験値が1Lv→2Lvと98Lv→99Lvではまるで違うのですが、さらに経験値の累積という視点から見るとMAXレベル175の半分88Lvは、経験値が1/20にも及ばないのです。

もしこれと同じような仕組みならば、僕たちは「高次元」って一括りに言うけれど、実はものすご~く範囲が広く、深い世界なのかもしれません。

レベルアップに必要な経験値の量はどんどん増えていく。(艦これwikiより)




【 「靈体」と「次元」の仕組み 】

「魂」には情報の複合体として独自の周波数があります
もちろん単純な周波数ではなく、螺旋の波に幾つもの波を絡めたような複雑なイメージです。

「魂の周波数」は次元の周波数のどこか、波長の合う所で共振し増幅され、よりハッキリとします。
それ・・が他との境界であり「靈体」という輪郭になります。

「波長が合い共振する」とはラジオのように、ダイアルをぴったり合わせれば音が聞こえるようなものです。
チャネリングの仕組みとも似ていますね。

懐かしいダイアル式ラジオ。プリセットと違い、指先で微調整する感じがいい!


魂が成長(=周波数が変化)すれば共振し体としての顕れる次元も随時変わっていくため、異次元の体(=靈体)も次々と変化することになります。
これは三次元的に借りる肉体の仕組みとなんら変わりません。
魂の成長度に合わせて次元が変わるのは、靈界での靈性に合わせた棲み分けの仕組みとも取れます。

魂、靈、靈体、次元。どれもが連鎖している。

逆に高次元の存在が次元を下げて姿を見せる場合、波動の一部として顕れているのかもしれませんが、どうやら複雑な仕組みのようです(笑)

僕たちもこの世で学ぶ場合、学習テーマに沿って魂から必要なだけの力(=情報)を持った「次元を調整した靈体」となり、肉体を借り生まれ、学びが進めばその時々に必要な力を思い出すのかもしれませんね。




【 「幽靈」 】

とはこの物質世界と靈世界の狭間にある、身近な異次元の一つです
「幽界」は物理世界と靈界の狭間とも言われますが、単純にいえば四次元だけれども三次元世界に最も近い所となります。

「幽」とはほの暗い、かすかな、奥深く計り知れない、などの意味ですから、もし亡くなった人が見えたならば「幽靈=薄ぼんやり見える理解の及ばない異次元存在」という表現はぴったりです。


靈は時間、空間的、物理的な制約がありません。
もちろん御魂次第ですが、形や大きさも自由です。
人として生きているときは、靈は肉体に合わせて煙のようにその隅々まで行きわたらせるので靈は人の形と同じになっていますし、もし肉体が無くなっても、しばらくは靈は人の形を保ちます。

その状態では物理的な意識に引っ張られていますから、本来の魂次元ではなく三次元に近い異次元にある靈体(=幽霊)と認識されるのでしょう。
※「幽体離脱(魂が幽体となって肉体から離脱)」も似た状態です。

幽靈にも足はあるよ~ 薄いし暗くて見えにくいだけ~

しかし肉体が無くなれば、物を手でつかむことも食べたりもしませんから、暫くすれば肉体的な感覚が薄れてきて、その内自由な形になります。
準備が整えば幽界という狭い世界を飛び出し、次第にそれぞれの魂に見合った次元に移ってもいきます。

靈の形もエネルギー的に効率の良い形に変化(丸や点のように収束)する場合が多いようですが、必要に応じて人の姿に戻ることもできます。


僕は「幽靈」の姿形にもかなり興味があるのですが、残念ながら今のところはっきり目視できるような才能は感じられません(笑)

しかし光の点を見ることは割とあります。
感覚的にはほとんどが爪楊枝の先くらいの大きさですが、それぞれに色と輝きが違います。
ホタルのように飛ぶことも、眩しく光る場合もありますが、蝿のように動く黒い影もあります。

イラスト藍花 さんより

もしその点の周囲に氣(オーラ)が見えれば、人魂とかオーブとかに見えるのかもしれませんね。
そこも興味があるのですが、残念ながら今の所、、、以下略(笑)

(※土葬では肉体が生物分解されリン化水素が出て自然発火することがありますが、こちらは鬼火として物理的に燃える青白い火の玉です。)


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さて「靈」は魂と同様に僕たちの本体であり、「次元」も含め、もどこまでも奥深く限がないので今回はここまでにさせて頂きます。

次回は「肉体」について考察していこうと思います。
よければまたお付き合いください。


(※参考記事)
FBへ投稿した時を振り返ると今とは表現が違い「その時々だなぁ」と我ながら思うので、参考までに載せておきます。

20211206 M研究所レポート 第31回 『「靈」と「魂」』
20211220 M研究所レポート 第32回 『 次元(前)』
20211228 M研究所レポート 第33回 『 次元(後)』



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