上京ボーイズ『東京タワーは登れない』と、小太りに怒られた話
『上京ボーイズ』を聞くようになったのは、ドングリFMで声の低いヒゲが紹介してたから。その上京ボーイズが本を出したということで、わざわざ文フリ東京@平和島まで行ったんですけど、二人とも椅子から立ち上がるそぶりすら見せずに
「今日で会うの三回目っすよね?」
って軽いノリで話す小太りと、椅子から微動だにしなかった尾道ミント。そんなんじゃ東京タワーは登れないよね。
ついでに
「あっ、その線からはみ出さないでもらっていいっすか?」
って、立ち位置が悪かったみたいで小太りに怒られた。
…というのはぜんぶ実話にもとづくフィクションです。
この『東京タワーは登れない』という本は、最初から最後まで丁寧に綴られていて、ふたりが生きることに純粋で、ひたむきで、東京への憧れがハンパなくて、読後感が最高に気持ちのいい作品でした。
ミントさん、いろいろと赤裸々すぎ(*明大前、ふたり暮らし)