たかが枝豆、されど枝豆。
『ビールのおとも』といえば、枝豆。
特に夏は絶対、枝豆だと思う。
あらやだ、ゴーヤチップスもあった!
うぬぬー。
ビールのおとも(夏)ったら強敵がいっぱいじゃんよー。
でも、きょうはとりあえず枝豆。
ええ、枝豆に集中させていただきますっ。
枝豆は手軽だ。
茹でれば食べられる。
最近は焼き枝豆も人気だけど、それにしたってカンタンに食べられる。
第一、手に入りやすい。
生だけじゃなくて冷凍もあるしね。
しかも美味しい。
大豆より軽く青臭いのがいい。
この青臭さが『野菜』の仲間としてカテゴライズさせてくれる。
乾燥した熟年な大豆ではない。
若々しい青年なのだ。
青臭い、イケイケなヤツなのだ。
となると、嫌われる理由はまるでない。
みんなから愛される、親しみやすい子だよね。
と勝手に思ってます。
とはいえ、扱いかた次第で見向きもされない子になることも。
チェーン店の居酒屋で『お通し』として出てくる子は、かわいそうだけど愛に飢えた子。
そういう枝豆は本当に残念だけど美味しくない。大好きだから食べたいのよ、枝豆は。
どんなときでも。どんな子たちでも。
でも、ダメなものはダメ。
美味しくないものでわたしのからだを満たすことはできないのであーる。
じゃ、どういう子が愛されてるのよ?
ということなのですが。
ジャジャーン!
この子よ、この子。
いつもお世話になってる地元の飲み屋さん『ロコス』の鎌倉産枝豆500円ナリ。
いろんなところで枝豆食べるけど、ここの枝豆はヤバい!ヤバすぎる。
本当に美味しい。
本当に咽び泣くぐらい美味しいんだって。
新潟産茶豆とか、美味しい枝豆は世の中にいっぱいあると思います。
ここのは地元鎌倉産。
枝豆の名産地ではないんだけども、それがこのお店で茹でられて塩を纏って出てくると、意味わからないぐらい美味しくなるから困っちゃう。
口に入れた枝豆を飲み込む前に次の枝豆をまた口に→ハムスターみたいに枝豆でほっぺたをパンパンにふくらませたーい!
という気持ちにいっつもなっちゃうのだよね。
茹であがっても余熱で柔らかくなることを知ってるから気持ち固めの茹で加減といい、ビールを飲む人の心をガッチリとらえて離さない絶妙な塩加減・・・生まれ変わって枝豆になるなら、このお店で茹でられたい。
そう思わずにいられないほど、愛を感じる枝豆。
この夏、あと何回食べられるのだろうか。
愛情をたっぷり浴びてる『ロコス』の枝豆。
はぁ、たまらん。