福岡ジャイロキネシス®︎日記③

バランスがいいことは大切だ。
からだなら左右のバランスがいいほうがラクだろうし、誰かに何かを教えるならインプットとアウトプットがいい塩梅のほうがいい。

でも、ジャイロキネシス®︎トレーナーとしてこのメソッドをシェアする場合、それぞれのトレーナーさんのバランスを整えすぎないように、と思っている。
それぞれが持ついいところをできるだけ大切にできたらいいなーと。

※
わたしは新聞記者からフリーライターを経て、この世界に入った。からだを動かすことは楽しくて好きになったけど、とにかく感覚が鈍くてなかなかからだが動くようにならなかった。子どものころからダンスやバレエをやっていたり体育大学を卒業した人たちの中で生きていくのは大変だった。
見本になるような動きかたはできないし、どこができてなくてなにがわかってないのかすら正直最初のころはわからなかった。

それでもなんとか続けてこられたのは、わたしの持つ『言葉』があったから。
シンプルでわかりやすく、共感してもらえそうな言葉でクラスやセッションを提供できたから。からだは100点じゃなかったけど、感覚をわかりやすい言葉にできたことで理解してくださったり信頼してくださったお客さまがいたから。そういうみなさんに支えられているうちにからだもだんだん動けるようになってきたのです。

バランスは放っておいても、いつかその人にとっていい塩梅に整っていくのだろう。
なので、その日まではその人が持ついい部分と個性を見守りたい、と思ってる。きっとわたしもそうしてもらったんだと思うから。