ほめほめノート
小さいころから、人と同じことがまったくできない子どもでした。
家庭科の時間にぞうきんを縫うときに学んだ『なみ縫い』は本当に波を打ちまっすぐ縫えずに苦労したし、算数で習ったそろばんは暗算してから珠を移動していたので、なんのためにそろばんを使っていたのか意味不明でした。
なので、お裁縫が上手になりたかったし、そろばんを習いにいってみたいと母に言ったことがあります。
母はそのたびに
「ぞうきんは縫わずに買えばいい」とか
「電卓があるからそろばんはいらない」と言い『できない』が『できる』に変わるチャンスを知る機会がありませんでした。
今となっては、できないことにフォーカスしなくてもいいってことを教えてもらっていたんだなと思うのですが、当時はできないことはできないままだったので、できるようになって『ほめられる』にとても憧れていました。
もともと、何か特別に上手にできるタイプでもなかったので「ほめられた」記憶がほとんどありません。小さいころもものすごく太った赤ちゃんが生まれてきた(約4000グラム)とか、顔が薄くてハッキリしない(目が細いとか言われてました)とか言われてばかり、、、かわいいとかいい子とか言われた記憶がありません。
ほめられた記憶がほとんどないので、ほめてもらってもなかなか上手に受け取れない。「ありがとう!」って言えばいいのに、その一言が難しい。ぬぬぬー。なんてめんどくさいわたし!
シンプルにほめられて、「わーい!ありがとう」って思いたい。
だもんで、こんなもんを見つけて始めました。
ほめほめノート(大山のぶ代のドラえもんの声で読んでね)。
毎日10個、自分のことをほめてあげようというこのノート。とにかく何かできたことでいいので、10個書けばいい。というので始めてみたものの毎日たった10個に悶絶してるワタクシ。難しいよおおおおー。はああー。ゲンナリ。
終わるまであと20日以上。
それまでに自分のこと、ほめほめできるようになるのかしら?はて?