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【読書記録#4】 後世へ語り継ぎたい美しく猛き昭和の軍人たち 小名木善行 著

<2023年5月23日にインスタに投稿したものをシェアしています>


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先日、お国のため、愛する人のために戦い、命を落とした英霊が眠る日本人墓地公園へ訪れた。そんなこともあって彼らを偲ぶべく、本書を読んだ。

特攻隊の方々の家族へ宛てた遺書は、何度も読んだことがあるが、若い青年たちが、愛する家族や恋人を犠牲にしてまでも命を懸けて、日本のために戦ったのは愛があったからだとあるが、まさにその通りだと思う。

「戦わざれば亡国、たたかうもまた亡国」の章の、「軍人は戦争が好き」などという人がいるが、とんでもないことだ。当たり前のことだが、そのような好線的な人物には、たとえ軍人とはいえ、人は誰もついてこない。そのような人物は軍隊にあってもそもそも出世できない。なぜなら、軍人は戦いが始まれば、真っ先に死ぬ可能性が高い人たちだからだ。その軍人たちには、妻もいれば子もいるのだ。そして目の前で部下や戦友に死なれた悲しみを生涯背負うのだ。諸外国のことは知らないが、日本では古来、武人や軍人ほど戦いの厳しさを知っている。そして武士ほど、戦いの回避を願わない人はいなかった。という部分に共感。

終始一貫して戦争に反対していた当時海軍の軍令部長だった永野元帥の話で、日本軍こそが、日米開戦に反対していたくだりは、特に「軍人アレルギーの人」に読んでいただきたいと思う。

また、ガダルカナル島の戦いにおける一木支隊の餓死による全滅は、日本からガダルカナル島に食料などを運ぶ輸送船団が攻撃を受け、沈没したことによる。それが何度も繰り返されたため、結果として輸送船を送ることができなくなり、一木支隊は食糧不足に陥って餓死したとある。ガダルカナル島は熱帯の島である。そして島中にバナナや椰子の木が生えている。そんな食料が豊富な場所で餓死したのはなぜか。それは、そういった果物は、現地の人たちの重要な食料源になっていた。

そのため、日本の兵隊さんたちは、誰一人、その現地の人たちの食べ物が目の前に沢山なっているのにも関わらず、食べようとしないで餓死したのだ。たとえ、餓死することがあっても、現地の人たちの大切な食べ物を盗って食べることをしない。それが、日本人の軍人さんであり、私たちの父や祖父の若き日の姿であったのだ。この話を知り、軍人さんたちの精神の高さ、素晴らしさに深く感動した。

本書をじっくり、ゆっくり読んだが、読み始めから涙が止まらなかった。大東亜戦争を「侵略戦争ではなかった」と、あの有名な左翼爺さん、田原総一郎でさえ否定している世の中なのに、未だに「日本が悪い、悪い」と歪んだ歴史観をもつ、どうしようもない馬鹿がいるが、たとえ、ひどい歴史教育を受けようとも、今ではこういった本がたくさん出てくる世の中になった。本書は、軍人さんたちが、どのような思いで命を懸けて戦ったかを知れる、日本人であるなら読むべき一冊である。

本書はとても読みやすくわかり易いので、たくさんの方に読んでいただきたいし、学校の図書館にも是非置いていただきたいと思う。

おすすめ!一家に一冊!

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