「必要なもの」だけ。
「いいんだ。」と口に出して言ってみる。
「自分が良ければ良いんだ。
家族で納得できていれば良いんだ。」と。
勿論、他人に迷惑をかけない範囲で。
転居して間もない私の冷蔵庫のなかは、
がらんとしていて、とても明るい。
以前からそうだったような気もするし、
そうでなかったような気もする。
もう、そんな光景も覚えていないくらい、
自炊•自活から離れていたんだなぁと実感する。
その空いたスペースを満たすことは出来る。
けれど、
(満たすことにどれ程の価値があるのか)と、
ふと考えてしまう。
「とりあえず満たすこと」は、
今の自分の暮らしにあっているのだろうか。
見渡してみれば、
同じような感情を抱くものは少なくない。
もう着ないであろう服や、
挑戦しないであろう資格の本などなど。
「とりあえず置いておく」ことは、
今の自分に合っているのだろうか。
きょろきょろとして、
「今の私に必要なもの」をかき寄せてみる。
それらは、私の「心の栄養」である。
それらは、決して多くないけれど、
一つ一つが大切なもの。
それらは、何にも代えられないもの。
「いいんだ。」
今の私にとって必要なものを手繰り寄せて、
心に留めて生きていこうと思った、今日の人生。
とい。