あれもしたい、これもしたい。
こんばんは、といです。
どうやら私は、”欲張り星人”のようです。
気分を換えたくて
静かな場所やお気に入りのスペースへ移動するとき、
(もしかしたらこれも、あれも、持って行った方がいいかもしれない)と、思う嫌いがあります。
出張や旅行(今ではもう全く機会はありませんが)の際、初めから荷物が重い、もしくはぎゅう詰め、なんてことはしょっちゅうでした。
そのくせ、それ等を全部使うなんてことは殆どなく、”体力と引き換えに持っているという安心感”を得ていました。
と、いうよりは消耗していました。
要は優柔不断な部分があるのです。
先日、ベッドに入って寝るまでの1時間に読書をしようと思い立ちました。手に取ったのは3冊の単行本。それも、すべて小説ばかり。
(いや、実用書なら速読(飛ばし読み)しようにも小説は無理じゃない?)
と、薄々勘づいてはいたのです。
結局、1冊目の最後の方で力尽きました。
その時読んでいたのは、近藤史恵さん著の「タルト・タタンの夢」です。
フレンチレストラン、”ビストロ・パ・マル”を舞台にしたミステリ短編集(怖くない謎解き各話が詰まっています)です。
ちなみに「パ・マル」はフランス語で「悪くない」という意味だそうです。
フランス料理は敷居が高そうだしマナーもよく分からないので、フレンチ自体、わたしにとって身近とは言い難いものなのですが、謎解きが痛快で何度も読んでしまう魅力的な一冊です。
そう。
3冊持ってきた本のうち2冊は読んだこともない本にもかかわらず、安定のお気に入りの本から手にしてしまう私。
(結局全部読むから良いのだけれど。)
読んだことない本と対峙するとおっかなびっくりしてしまう。
本は報道メディアとは違って耳に直接入り込んできたり、目に飛び込んできたりしないにもかかわらず。
素敵なしおりでもあれば、
読書も捗るのかな、作ってみようかな。
♪ あれもしたい これもしたい
もっとしたい もっともっとしたい~
頭の中にTHE BLUE HEARTSの「夢」が流れています。
本のある生活ってやっぱりいいな。
とい