私を縛らないアナローグ
こんばんは、といです。
世はデジタル時代。
AI、自動運転、スマートなんとか。
数あれど。。
私の手元に届いたものは。
『砂時計』
しかも3分とか、5分とかではなく、
30分測れるという代物。
実はここ1ヶ月程欲しかったんです。
『30分間砂時計』。
逆に今までなんで欲しがらなかったのだろうと、不思議に思います。
しかし、自分で注文したにも関わらず、
(ほんとかなぁ)と
今まで使っていた30分タイマーと
同時にひっくり返す。
それをじーーっと見続ける。
じーーーっと。
驚きました。ほぼ誤差なし。
さらに驚いたのは、
(こんなにも砂が刻む時間は優しいものなのか)と、いうこと。
よくよく考えてみれば、この頃の私の生活スケジュールにデジタル時計はあまり関与していません。
8時に連続テレビ小説を見ます。
12時の町のチャイムを聞きます。
17時にチャイムと、子供たちが「ばいばーい」と帰っていく声を聞きます。
23時には猫師匠が消灯時間を知らせに巡回しに来ます。
私はその間、できることをするだけです。
かつて、ポモドーロ・テクニックを使って「効率」を重視していた時期がありました。
「The Pomodoro Technique」
1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案された時間管理術のひとつ。
具体的な手順は以下の通りである。
1. 達成しようとするタスクを選ぶ
2. キッチンタイマーで25分を設定する
3. タイマーが鳴るまでタスクに集中する
4. 少し休憩する(5分程度)
※ステップ2~4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分~30分)
【Wikipediaより】
生産性向上の為のポモドーロ・テクニックですが、タスクにかかる時間予測を見誤ったり、社会情勢やスマホに気を取られたり、と私にはあまり合いませんでした。
消化されないタスクばかりが増えていき、ひとり憂鬱を抱えたのです。
当時、
(本当にこの方法がいいのかなぁ)と思えたならば。
でも、良いんです。
こうやって身をもってひとつずつ学んでいけば。
私は今、休むときにも砂時計を多用しています。
だって引き込まれてしまいそうなほど、穏やかな時間なのだもの。
ぴぴぴぴぴっぴぴぴぴぴって
主張されないのだもの。
ガラスのふちっこに砂粒が多少残っていたって、
何かが劇的に変わるの?
そう思えるようになったのは、多分いい事。
私にとって、いい事だと思うのです。
砂時計が私の日常にもっともっと馴染んだら、
その時私はデジタールと共存できるかな?
きっと、出来る。なんだって、出来そう。
ちょっとずつ、ちょっとずつ。
とい。