ツイッターは難しいという小学生並みの感想
私の仕事として、毎月割り当てられるページのほかに、アンケートの集計や読者プレゼントの抽選や発送も通常業務として担当している。
こんな時代にもかかわらず、わざわざはがきで送ってくださる読者も結構おり、ありがたい限りである。
送られてきたものは私が全て目を通しているのだが、刑務所から送ってくる人、当選しようと毎回名前を変えて送ってくる人、何通も同じはがきを送ってくる人、毎月意味不明な手紙を送ってく人、当選させようにも字が汚すぎて住所が読めない人など、毎月発見するごとに、世の中にはいろんな人がいると驚いている。
SNSの世界もそうだ。
今まで私にとってのツイッターといえば、200人ほどのごく親しい友達とつながるための世界で、タイムラインは友人たちの近況のほか、バズったツイートが流れてくるだけ。
そういうものでそういう使い方だと思っていた。
フォローする人も、高校・大学で知り合った友達や好きなバンドのみで、会ったこともない人や良く知らない人とつながりたいと思ったことはなかった。
そういう狭い世界だったから、入社し、担当雑誌界隈のツイッター世界に触れたときのカルチャーショックは忘れられない。
やはり、世の中にはいろんな人がいる。
苛烈なツイートや他人を攻撃するツイート、冷笑するツイートをする人は世の中にたくさんいて、友達同士のやり取りでなら気にも留められないようなつぶやきが揚げ足をとられたり、重箱の隅をつつくように必要以上に非難されたりしているところを何度も目にしてきた。
世の中にはいろんな人がいる。
当時私を直撃したその驚きにはいまだに慣れていない。
その一方で、私自身あまり悟ったような偉そうなことを言えるわけでもない。
つい最近、我が家の猫が高熱で死の淵をさまよったのだが、絶望から勢いで
「猫の代わりに自分が死にたい」
みたいな内容をつぶやいてしまった。
当時の身代わりになりたいという気持ちは本物だったが、こういうのが一番よくない使い方だと思う。
友達からも
「めちゃくちゃかまってちゃんぽくて臭かったよ」
と言われた。
ツイッターは私の場合気を付けていないとすぐ痛い人になってしまうし、気を付けていても痛くなる。
本当に難しい。
SNSでうまく立ち回れる人は本当に天才だと思う。
とりあえず、燃えないツイートの仕方を早く体得したい。
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