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また休業。夜の街。飲食業の今。オナベバー鈴木優希の目線

2021.4/20から僕が経営する名古屋錦のBARはまた休業を余儀なくされた。

僕たちはまた働くことを奪われてしまった。

稼ぎ時のGW営業も出来ない。

去年からもう何度目かわからないが、これには何度経験しても慣れることはない。これまで当たり前だった日常が、当たり前じゃなくとてもありがたい事だったんだという大切な事には気付かされたが、悔しさと不安は毎回感じる。

ここでの不安というのは「お金」よりも「気持ち」が切れる事を指す。

休む事に慣れてしまうと、そこからまた「頑張る」ことが出来るか不安になる。スタッフだけじゃない。それは経営者である僕でも同じ事。

自分が弱い事を自分が一番知っているから。

一度立ち止まったらもう動き出せないんじゃないか。そんなことが頭をよぎる。

バタバタと走り続ける毎日よりも、立ち止まってからまた動き出す方がはるかに難しい事だと知った。

時間がある毎日は僕には恐怖だった。今まで忙しさにかこつけて逃げてきたことから逃げられなくなった。自分と向き合うことがこんなにキツイことだとは知らなった。

頑張って心を奮い立たせても・・・また踏みつけられる。誰が悪いわけじゃない。誰に当たる事も出来ない。自分で向かってくる状況を納得していくしかない。

わかってはいる。でも何度気持ちを立て直したらいいんだろう。何度も続くこの状況に心が折れてしまって飲食の世界を去って行った仲間もいる。

約1年続くこの現状は、これまで頑張ってきた人の「辞める」キッカケとなり・・・出来ない奴の真っ当に聞こえる「言い訳」になってしまっている。

「気持ち」が、気持ちさえ折れなければ、また動き出せる。

終わらない。

飲食業、いやそれだけじゃなく打撃を受けている業種は想像を超える。

逆風の困難ばかりだけど、僕は迷いながら、凹みながら、病みながらでもまた立ち上がる。時間がかかったとしても必ず立ち上がる。


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