今日の参拝67 〜慶迎会〜
大岩山日石寺。
毎月21日には、「慶迎会(けいぎょうえ)」が営まれる。
全てのお堂を周り、お経と真言を唱えるのだ。
管長様の読経だから、正しく覚えられる。修行としていい機会だ。
祝祭日は不動明王のご縁日ではないのだが、3月は幸運なことに、21日が春彼岸の護摩祈祷の日となるから、こちらにも参加できる。
この、ダブルチャンスは、次は8月。
さて。
今回は、何を祈るのか。いくつか考えられるのだけれど、
・ご先祖の供養
・先日の仏さんの供養
・昨年亡くなった同級生の供養
・18日の夢に出てきた養父母の供養
は、まずもって行いたい。
それに加えて、
・僕に関わる闇の方々
・かの国々の闘争に関わる闇の方々
にも気持ちを向けてみたいと思った。
供養とはちょっと違うんだろうけど。
僕には師匠のような浄化の力はない。
魔女先生のような感じる力もない。
そして、
ワイオ仲間のような対話の力もない。
至って平凡な、一般ピーポーである。
だが、祈りを捧げることならできるだろう。やれるなりにお祈りして、「疲れた〜!!」というほどにエネルギーを使ってみようじゃないか。
・・というわけで、いつものように早起きして、まだ少し暗い地元を出る。
高速を使って3時間弱。
案外早く着いたので、ゆっくりとお参りする。
待つことしばし・・
管長様が来られた。
慶迎会が始まる。
まずは大日堂。
ここでは本日のご挨拶を行う。こういうことのために来ました、と。
オン アビラウンケン バザラダトバン
続いて地蔵堂。
ここでは、供養を行う。ご先祖はじめ、先に記した方々が幸せでありますように。ゆっくりお休み下さい。
オン カカカビ サンマエイ ソワカ
次は愛染堂。
愛染明王に何をお話しするのか迷ってしまったが(笑)、今の僕の状況、つまり、自分の道を自分で進んでいくために、あれこれ頑張っております・・といったことをお話しした。
オンマカラギャ バゾロシュニシャ バザラサトバ ジャクウンバンコク
ここしばらく、胃の調子がイマイチだったのだが、軽くなった気がする。(笑)
慶迎会のメインとなる、観音堂。
ここでも「卒塔婆供養」で供養の気持ちを手向けるが、この時しか唱和できないお経があるので、一心に読経した。「聞いていてくださいね。」といった心持ちである。
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
少しの間をおいて、本堂で護摩祈祷。
ここでは、自分に関わる「闇の方々」に心を向けてみる。この方々が、般若心経や不動明王の真言に聞く耳をお持ちかどうかはわからないが、「たまにはいかがでしょうか?」と勧めてみる。
ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ
ウン タラタ カンマン
~写真を撮り忘れ m(_ _)m~
正午前、全てのお勤めが終了。
寒さと床の冷たさで、芯から冷え切ってしまった体に、メグスリノキのお茶が染み渡る。
高く上った日の光を浴びて、体が徐々に温まってくる。
ご先祖の供養等々と言いながら、実は、自分の内面を整えている。
そう感じた参拝であった。