できる時に、したいことをしておく。
わたしは美術館に行くと、
たいてい見終わった後に絵葉書を選びます。
綺麗な切手を選んで実家や友人に送り
喜んでもらうのが嬉しいのです。
ただ、なかなか手放せないものもあります。
写真の絵葉書は数年前に行った福岡で
訪れた「福岡アジア美術館」で見た作品。
中国の画家チェン・ジーさんの
「団らん- 家族愛-」という作品です。
元々は実家に送ろうと思って買い求めたのですが
細部まで書き込まれたこの絵を見ると、
その度にもう少し手元におきたくなって
数年が経ってしまいました(笑)
今回、ようやく実家に送る決意をして
改めて眺めて見ると、
「郷里で迎えた久しぶりの家族団らんのひととき」
という説明の通り、
あたたかい団らんの時間が描かれています。
おしゃれをして帰ってきた孫娘は
車椅子のおじいちゃんの顔をのぞきこんで
おじいちゃんの話を聞いているようです。
ざっくり髪をまとめて
シンプルだけれど
綺麗なラインのワンピースに
身を包んだ娘は
お土産に持ち帰ったらしい服を
お母さんの体に当てて、
サイズを確かめています。
お母さんは服を当てられるまま、
久しぶりに会えた娘の顔を
嬉しそうに眺めています。
娘の夫?が読んでいるのは、
地元の新聞でしょうか。
地方によって新聞も違うので、
面白いですよね。
(わたしも実家に帰ると
北海道新聞を熟読します)
サイドボード?の上にはふんわりと花がいけられ
娘たち家族の帰省を歓迎しているようです。
そして、テーブルの上には、
歓迎の食事なのか、お土産の果物なのか、
たくさんのものが賑やかに並んでいます。
女性たちの足元のサンダルも
夏らしくて好きです。
やっぱり、家族との団らんっていいですよね。
この絵を見ていると、帰省の日が待ち遠しくなります。
それまでに、コロナの状況も
もう少し落ち着いていますように。
最近になって美術館も開館し、
ようやく、
また美術館に足を運べるようになりました。
わたしも行ける時に行ける範囲で
美術館を楽しもうと思っています。
感染対策は欠かせませんが、
緊急事態宣言の状態と
ステイホーム期間を経験すると、
行ける時に行きたいところに行っておき、
会いたい人に会っておくことの大切さを
身にしみて感じていますから。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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「この人生を生きているおかげで、
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心の底から、そう思っています。
あなたはどんな「よかった」理由を考えますか?
ぜひ、聞かせてくださいね。