見出し画像

名前のない病気③


そんなわけで人間関係まで壊しにかかってきた病気。
てんかん発作との疑いの病気。

続きです。

《10月7日》
本当に朝一で産婦人科から電話。
「昨日の血液検査、異常ありませんでした。神経内科は今日行けそう?」
結果の報告と心配もしてくれました。優しい。。

そして夕診にて予約していた神経内科へ。

本当に少しの問診だけで、
「脳波を取ってきてください。赤十字病院で良いですか?」

えぇ〜〜!?!?
大事だ・・・・!!!

「ここの病院でできるといいんですけどね。機械がなくてね、ごめんね。」

消化器内科の先生からの申し送りがしっかりあったようです。
やはりてんかん発作の疑いとのこと。

この日からリボトリールを服薬することになりました。

そして、
車の運転禁止
・浴槽での入浴禁止(※一人暮らしのため。)
・仕事での水中活動の禁止

が命じられました。

自分のことへのショックもですが、
去年までの仕事を思い出し、ぞっとしました。
てんかん発作のある子なんて学年に何人もいて、1日に何回も発作を起こす子の担任をしたこともあります。緊急搬送をしたことだってあります。
子どもによって対応は違うものの、正直、てんかん発作時の対応なんて慣れたものです。

でもその子達と、夏になれば普通にプールに一緒に入っていたんですよね。

もちろん子ども一人一人の情報はある。
気を付けてもいる。
でも本当に何か起こるかもと目を離さずいた?

当たり前すぎて、慣れすぎていて、リスクマネージメントが足りなさすぎたような気がします。大反省。

てんかんのお子さんと関わる機会のある方々。
慣れているから大丈夫?いつものことだから大丈夫?
・・・もう一度、リスクとその対応をよーく考えてみてくださいね。

ちなみに、初診の際に予約した胃カメラは、消化器関連の病気ではなさそうとのことで免除されました。それはラッキー!

《10月8日》
久しぶりに友人と飲みに行くことに。
私の最寄り駅まで来てくれました!

彼女も特別支援学校の先生。
「てんかんかもしれないんだよねー!」
と話すと、
「え!大丈夫?突発性?部分発作?」
専門用語出てきて笑えました(笑)

普段、お酒はどちらかというと強い方な私ですが、なんだか酔いが早い。
やっぱ体調よくないのかな〜...と思いつつも、
2杯だけ飲んで、楽しく話して、バスで帰宅。

調子が悪くても、やっぱり友達と会うって元気が出ます。やっぱりもっと明るく楽しく生きなきゃな〜!そんなことを思った矢先、

最寄りのバス停で降りて異変が。

足に力が入らない。

一歩歩いては、崩れ落ちる。

やばい。本当にやばい。

これまでの人生で、顔面蒼白と感じたのはこの時が初めてでした。
鏡を見たわけではありませんが。

なんとか家まで辿り着き、薬の説明書を読む。
「アルコール類は飲まないでください。」

先生!!普段乗らない車の運転より先に言って!!!!(泣)

みなさん、お薬はもらったらちゃんと説明書を読むことをおすすめします。切実に。

そんなわけで、禁酒開始。(泣)


続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?