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【#自分史音楽】大学or社会人時代×背伸びの変遷

#自分史音楽も最終週。

3週にわたってSpotifyを使い
自分の人生を時代ごとに音楽で振り返る。

■ 他の参加者のプレイリストはこちら
https://note.com/hiromi_okb/n/nde99730e1c20

1週目は中学時代(2003年~2005年)
「中学時代×中二病のお供 - 片想いと思わぬ出会い –」

■ 詳細はこちら
https://note.com/yuki_nishide/n/n4ea3af848eb0


2週目は高校時代(2006年~2008年)
【#自分史音楽】高校時代×すべてがスケールアウト

■ 詳細はこちら
https://note.com/yuki_nishide/n/n125b056563fb

とタイトルをつけていった。

そして最終週となる3週目は、
大学 or 社会人時代(2009年~2020年)。

僕は一気に自分史を作り上げたかったので
この最終週で18歳~現在(29歳)まで
1つのプレイリストにまとめた。

制作期間:2週間

自分で言うのもどうかと思うが
はっきり言って
このプレイリストを作りきって
「自分にしか作れないプレイリスト」だと思った。

曲の組み合わせで構成されるプレイリスト

曲同士の関係性や方向性によって
そのプレイリストの色が決まる。

中学・高校のプレイリストは
軽音部など同じ時代に
類似した境遇をした人なら
作成できるプレイリストだった。

しかし、
大学・社会人時代の
プレイリストの曲を見てみると
まったく関係性がない。

この組み合わせはロジックで通らない。

僕の自分史で観る事しか
関係性を見出せないものになっている。

そう考えると、最後の週ではじめて、
「自分史音楽」にふさわしい
プレイリストが出来たと思う。


この12年、僕は「音楽」に対して
自分のステータスと捉えていた。

恥ずかしくて吐きそうだが
自分の聴いている音楽が
ファッションと同列だと思っていた。

極論を言うと、こう思われたいから
〇〇という音楽を聴いているという感じ。

だけど当然、ほころびが生じるわけで
自分が本当に良いと思う音楽と
自分の魅せたい姿が合わない状態となる。

少しでも良く魅せたいという気持ちと
本当に心から好きだと思う曲
この2つを天秤にかけてプレイリストを作った。

「当時この曲をかっこいいと思っていたんだ」
というダサさがあり、なかなかの醜態ではあるが
このプレイリストにある曲は、
今から振り返っても「好き」と言える曲しかない。

ある意味これも自分史なので、
聴いてくれると嬉しいです。

ちなみに大学・社会人時代の音楽の聴き方は、
端的に上げると下記。

・インディ、メジャーの境目なし
・コピーも良い
・知らない曲を聴くことに抵抗感なし
・邦楽、洋楽境目なし
・ライブ:フェス
・apple music

大学・社会人時代は僕にとって
人生を変えるきっかけばかり。

・雷を打たれるほどの衝撃だった「朝霧JAM
・大学卒業後に「高架下音楽祭」の立ち上げ
・激務の社会人時代
・激務の中で「SHAKE HANDS」をフォロー
・フェス×〇〇の様々なイベントに参加したこと
・海外フェス「Wonderfruit」に参加したこと
・他拠点生活
・パラレルキャリア
・好きを仕事にできたこと

もがくことも泣きたくなることも
死にたくなることもあったけど
充実した20代を過ごしている。

ちょうど30代に変わる節目の年齢なので
良い棚卸ができてよかった。
また別の切り口でやってみたいね。

最後にこのnoteでは、
今回のプレイリストの
各曲エピソードを記そうと思う。

プレイリストのジャケ画は、
Wonderfruitでの1枚。

国籍を越え、言語も通じない人達なのに
1つのきっかけで自然と繋がり
一体感が生まれているこの空間が
自分の作りたい世界観だと気づいた。

これを20代で気づけたことが
僕のこの20代で一番の収穫だと思う。

<プレイリストの構成>
■ 1年毎に1~2曲で構成

18歳(2009年):1曲 / 19歳(2010):1曲 /・・・

■ 具体的な構成は下記
・曲は全て各歳に1番影響を受けた
 かっこよいと思う曲。
・2曲あるものは邦楽・洋楽でそれぞれ1曲ずつ選出


■プレイリストはこちら

【2009年 18歳(大学1年)】

① Dear Joyce / riddim saunter(邦楽)

前回の高校時代編で上げていたバンアパ。
大学1年生の時に京都にある
龍谷大の学祭でバンアパが出ると聴いて
バンアパのコピーをやった
バンドメンバーと観にいった。

この時に対バンだったのがriddim saunter。
バンアパはもちろん良かったのだが
それ以上にriddimが良すぎて帰りは
riddimの話しかしてなかった。

フルートなどの管楽器もあり
これまでのバンドの概念が変わった。
もうおしゃれすぎだった。

このライブが最初で最後。
2011年に解散したが、
keishi Tanaka、クアトロ、LEARNERSなど
解散メンバーがその後
個人や別バンドで大活躍なので是非!


【2010年 19歳(大学2年)】

② あなたといきたい / サンボマスター(邦楽)

大学入学してできた、長崎出身の友達に勧められたサンボ。
電車男の主題歌しか知らなかったし、
暑苦しいバンドにしか思っていなかったが
この曲がきっかけでサンボマスターが好きになった。

ライブではじめて泣いてしまったバンド
youtubeではじめて泣いてしまったバンド

ちゃんと音楽を聴いていないのに
偏見で聞いていないやつの方がダサいなと
思わせてくれたバンドでした。

今でもサンボのベストは最高作品だと思う。


【2011年 21歳(大学3年)】

③ I Can Talk /  Two  Door Cinema Club(洋楽)

高校の同級生で同じ軽音部。
京都の大学に行った女友達が
勧めてくれたバンド。

彼女は、それこそ京都という土地や
周りの環境を活かしてかっこよい曲を聴いていた。

このTwo Door はそんな彼女から進められたこともあり
2割増しくらいにかっこよいと思っていた(笑)

人生初の海外バンドの初ライブはTwo Door
そしてライブ後に初めて熱中症になったのもこのバンド。
サマソニでのTwo Door Cinemaクラブは最高だったし忘れられない。


【2012年 22歳(大学4年)】

④ THE LOVE SONG / YOUR SONG IS GOOD(邦楽)

朝霧JAMをきっかけに、
全国各地のキャンプフェスに行くようになった。

朝霧JAM、木曽鼓動、TaicoClub、
ONE MUSIC CAMP、などなど。

そうすると自然とCITY POP系
カクバリズムの音楽を聴くことも増え
ユアソンもどっぷりハマった。

はじめて曲を聴いても
身体が踊りだしてしまう曲を知ったのは
ユアソンきっかけと言って過言ではない。

木曽鼓動でのユアソン
良い思い出しかなく
当時、一緒に行った木曽鼓動メンバーは
今でも遊んだりするくらい仲が良い。


【2013年 23歳(フリーター/高架下音楽祭主催)】

⑤ You Just Not Only One / 8otto(邦楽)

フェスやイベント主催が未経験で
就職を1年遅らせて主催した「高架下音楽祭」

HIROMI OKUBOnanami
ボランティアメンバーではChigusa Doi
関係者では、DJ BOYFRIEND
お客さんではゆかちょろ

など、多くのヒトとも出会えたり再会した1年。

そしてONE MUSIC CAMPのトリだった8otto。
Oasisのオープニングアクトも務めた彼らに一目ぼれ。

ストーカーと思われるくらいライブに行き
「高架下音楽祭に出てほしい」とお願いして
実現した。1ステージのトリをしてくれて
その時のライブは人生最高のライブの1つ。

あの当時を思い出させる1曲と
これほどかっこよいバンドは
ないんじゃないかと思っていたので選曲。


【2014年 24歳(社会人1年目)】

⑥ スクランブル / ORIGINAL LOVE(邦楽)

社会人になり、大人のカッコよさ・
渋さを求めていた新卒1年目(笑)

フェスも森道市場、ALPS BOOK CAMPなど
落ち着いた本物志向のフェスに行くようになる。

僕らの世代では聴くことがほぼない
ORIGINAL LOVEを聴いている優越感。
そして今でもカッコよいと思う曲を
知っていることの本物志向感が
当時の僕の心に刺さりました。

昔の曲もしっかり聴いているぜ感を
存分に出したかった社会人1年目でした(笑)

【2015年 25歳(社会人2年目)】

⑦ GAGA / Suchmos(邦楽)

今でこそSuchmos(笑)だが、
この当時は本当に衝撃的。

朝霧JAMでメインステージに行く道中に
Suchmosがライブしていてこの曲を聴いた。
ベースフレーズ聴いて、ライブに一直線。

曲全部がシックで捨て曲なし。
スクラッチが入り、
他のバンドとは一線を画す感じがあった。

あるあるで笑うが、
人気絶頂になる前から知ってましたけどの
優越感が背伸び感につながっている(笑)


【2016年 26歳(社会人3年目)】

⑧ Same to You(Bakermat Remix) / Melody Gardot(洋楽) 

apple musicを契約し始めた2016年。
音楽の幅は大きく広がる。
これまであまり開拓できていなかった洋楽が
一気に広がりをみせた。

この曲は、記憶が定かではないが
海外ドラマ「グレイズアナトミー」で
挿入歌として使われていた曲だったと思う。

20代も後半を迎え
本当の大人としての落ち着きを求めていたこの頃
雰囲気から入るべきとこの曲を
やたら聴いていたのを覚えている(笑)


⑨ Deeper and Deeper / CAGNET(邦楽)

そして音楽もアーティストやバンドで聴くだけでなく
プロデューサーも見るべきでしょという
ちょっと本物感を出したかったこの歳(笑)

富田ラボとか聴いていて、
Deeper and Deeperは日向大介のバンド曲。
ロングバケーションというドラマ挿入歌で
有名だが、俺はそこじゃないんだぜ感(笑)

ただ曲はすごく良く、
このロングバケーションのサントラは
冬のソナタのサントラに次いで
国内テレビドラマのサントラ累計売上2位。
83.2万枚売れている。


【2017年 27歳(社会人4年目)】

⑩  I Don't Know(classix remix)/ 韻シスト(邦楽)

ロックは卒業して別のジャンルも
詳しいほうがかっこよいと思っていた27歳。

この曲、本当は『chara × 韻シストBAND』で
シングルリリースされていて知った。

※シングルが無かったのでアルバムから。

ヒップホップと圧倒的なグルーヴ感
グルーヴ感をよく知らないのに
グルーヴすごいと言っていた背伸び感(笑)

ヒップホップの入りは韻シスト。
この曲や韻シストをきっかけに、
国内外問わずヒップホップを聴き漁るようになった。

【2018年 28歳(社会人5年目)】

⑪ Sweetest Life / KWAYE(洋楽)

はじめて転職し、そこそこ忙しかったのに
プライベートでSHAKEHANDSという
フェスの立上げに携わるという忙しさ。

この時にHide Watanabeをはじめ
無茶苦茶センスの良い曲を聴く人達と
話すことが増える。

自分も負けてられないという
謎の対抗意識でいろんな曲を聴いていた。

KWAYEはジンバブエ生まれ、
ロンドン育ちの先鋭的なポップシンガー

パリピソングではなく、
そしてライブで盛り上がる曲ではない。
なんかclubとかで落ち着けるような
そんな余裕さがある曲が好きだった。


⑫ I Only Want You feat. Think Twice,Schubert and Manchilde
  / laidbook(邦楽)

邦楽でも邦楽らしくない曲、
特に海外アーティストとのコラボ曲に
憧れやステータスを感じ、
Benny Singsとか聴いていた。

このlaidbookは実力派集団。
music & artのコンピレーション・シリーズで
毎回コンセプトにあわせ、
mabanua(ドラム)、
Shingo Suzuki(ベース)、
Yukihiro Atsumi(thirdiq/ギター)、
45 a.k.a. SWING-O(キーボード)
を中心に7曲入りのミニ・アルバムを制作。
さらに様々なシーンで活躍するイラストレーターや
アートディレクター達がそのコンセプトに沿った
アート・カードを作成し、CDに封入している。

もちろんCDは買っていない(笑)
曲は最高にかっこよい。


【2019年 29歳(社会人6年目)】

⑬ Brooklyn / Bellaire

仕事では2回目の転職。
完全フルリモートで働くようになり
他拠点生活、好きを仕事にした歳。
大阪や場所の縛りもなくなって
にしやんYぶんこスミレと出会ったり、
音楽のHITOKOMAを開催するようになり、
まりこさん、カジカジ銀座さん、ヒロコさんなど
自分とは違うジャンルが好きな人の話も聞けて
より音楽の幅も広がった。
そしてはじめて海外フェスデビュー。

タイ、パタヤで毎年開催されている
WonderFruitに参加した。

ここでの音楽もすごく刺激的だったけど
タイのレストランでかかっていた
Bellaireが超絶カッコよかった。

実際、旅客機を改装して
レストランにしているところだったので
スケール感がそもそもヤバイ(笑)

海外でかかっている曲の良さもあるが
こういったジャズや様々な要素を混ぜた
曲を作り出すセンスに惚れる。


⑭ Sweetest Music / 竹内まりや

1980年にリリースされた曲。
正直、40年も前によく
こんなカッコよい曲作ったよなと思う。

竹内まりやの才能にも驚くし、
この曲は携わっていないが、
この曲が収録されているMiss Mは
旦那である山下達郎も携わっていて
底知れない才能を感じる。

竹内まりやの概念が変わる1曲だ。


【2020年 30歳(社会人7年目)】

⑮ Feel Like Church / Peter CottonTale

2020年も半年が過ぎたが、
今年出会った洋楽で断トツ。

Peter CottonTale
どの曲が一番良かったかが
論点なくらいアルバムCATCHは最高傑作。

この人の良さを伝えたいが
Bellaire同様、
詳細のプロフィール情報は
英語しか出ないのでお伝えできない(笑)


⑯ Bala indian friend / Zatta

Zattaもほぼ情報が出てこないが
プロデューサーユニット。

歌詞が日本語と少し抵抗感もあるが
曲は十分なカッコよさがあって
カバーされている。

邦楽に関してもZattaが
一番よかったかなと思う。

2020年に出た新作もまた
毛色が違うので曲幅の広さがある。



3週にわたってお送りした自分史音楽。

自分史音楽をきっかけに阿部 雄太さんなど
新しい人に出会ったり、知り合いだけれど
新しい一面が見れたりと面白かった。

良かったら皆さんの自分史音楽を教えて下さい。

■ 自分史音楽
<中学時代:2003年~2005年>

6/22(月)「中学時代×中二病のお供 - 片想いと思わぬ出会い –」

<高校時代:2006年~2008年>

6/29(月)「高校時代×すべてがスケールアウト」

<大学・社会人時代:2009年~2020年>

7/6(月)「大学or社会人時代×背伸びの変遷」




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