否定形で話していませんか?
こんにちは、辰巳です。
皆さま、下の二つの文章を読み比べてみてください。
①頑張らないと成果は出ないよ
②頑張れば成果は出るよ
、、、いかがでしょうか( *´艸`)
話している内容は同じですよね。表現方法が違うだけです。でも、それだけで聞き手はニュアンスの違う受け止め方をします。
では表現方法が違うと、何がどう変わってくるのでしょうか?
人は言われた通りになる
さきほどの文章、同じ内容を、前者は「否定」、後者は「肯定」で伝えています。
前者、つまり「否定の表現」を繰り返し聞かされた人は、「成果は出ないよ」という言葉がイメージとしてインプットされてしまいます。
そして言葉通り「頑張らなくて成果も出ない」という自己イメージを、無意識に持ってしまう可能性があります。
話し手は頑張って欲しくてそう伝えていても、逆効果というわけです。
また、こちらはアドバイスをしているだけのつもりが、相手には「頑張っていない自分を否定されている」「だからあなたはダメなのよ」というニュアンスの受け止め方をされる可能性もあります。
否定形で物事を伝えると、思いに反して、このようなネガティブな感情や意識が引き起こされるのです。
では、後者はどうでしょうか?
「成果は出るよ」という肯定のイメージで伝えていますね。
これを繰り返し聞かされた人は、言葉通り「頑張れば成果が出る」という肯定的な捉え方をし、肯定的な自己イメージを持つ事が出来ます。
この表現であれば、言葉の裏に「自分は否定されている」といったニュアンスも感じませんよね。むしろ「期待されている」というニュアンスを感じて前向きな気持ちになれる気がします。
このように、否定で伝えた内容は否定的に、肯定で伝えた内容は肯定的に相手に作用する、つまり、「相手は言った通りになってゆく」という事です。
自分の表現のクセに気付く
親や先生、仕事で人を教育する立場の人は、子供、生徒や部下にアドバイスや叱咤激励する事も多いでしょう。
ここまでお読み下さった方は、そんな時に「肯定」の表現で伝えるのが良いと感じられたでしょう。
では実際に皆さまは「否定」「肯定」どちらの表現を使う事が多いでしょう?ちょっと思い返してみてください。
誰しも、無意識に使い慣れている「表現のクセ」があるものです。
「私、無意識に否定の表現が多いかも、、」
と思われた方は、ちょっと練習してみましょう♪
下の文章は全て否定形で書かれています。コレを肯定の表現に言い換えてみてください( *´艸`)
①勉強しないから成績が下がるのよ
②練習しないから上手くならないのよ
③早起きしないから遅刻するんだよ
④注意しないからミスするんだよ
⑤計画性が無いから失敗するんだよ
⑥話を聞かないから出来ないんだよ
、、、、
いかがでしょう(^^)
肯定メッセージに変換出来ましたか?
きっとそう難しくなかったはずです♪
このようなトレーニングで、自分の表現方法に意識が向けられるようになってきます。
それにしても、上のどの例文も、言われ続けたら誰だって気が滅入りますね、、、(T ^ T)
肯定の表現を向ける対象は自分
最後に1番大切なお話です。
「伝えたい事」を肯定の表現で伝えるべき相手は、子供でも生徒でも部下でもなく、まずは自分自身です。
自分が何かを頑張っている時に、自分に対して否定のメッセージを送っていませんか?
例えば、
「運動しないから痩せられないんだ」
なんて言っている人はいませんか?!
ハイ、ここでおさらいです。
×「運動しないから痩せられないんだ(-.-)」
◯「運動したら痩せられるんだっ( •̀∀︎•́ )✧︎」
ですよ!
まずは自分に対して肯定な表現でポジティブなメッセージを伝えるようにしてみましょう♪
それが習慣になれば、相手に対しても肯定メッセージで伝えられるようになるはずです(^^)
お読みいただきありがとうございました♪