読書感想文が苦手なわけと自分なりの対処法
中学生の夏休みの課題には必ず読書感想文がありました。
めちゃくちゃだるかったです!!
ちょっと楽しかったのは、夏休みの終わりに学校のみんなと夜に携帯で「お前、今何枚目!?」と進捗具合を競い合ったくらいじゃないですか?(笑)
最近、読書感想文について流行していたので自分も文学系の大学を出た身なのでなにかしら意見を言いたくなりましたね。
とりあえず学校への文句でも書きますか。
1 なにを書いていいのかわからない
思ったことを書けばいいんだよ
いつもそう言われるんですよね。中学のときの先生は厳しかったんでこんな甘い言葉じゃありませんでしたが。
いやいや、原稿用紙5枚分なんて思ったことで埋まるわけねえだろうがあ!!!
いつも思うが書き方を教えてからやらせろや!!
読書が嫌いになるだろうが!!!
自分がなんの本を読んだのか忘れましたね。確か「リアル鬼ごっこ」と「注文の多い料理店」の二つだった気がします。もうひとつが出ない…!
2 原稿用紙5枚は多すぎるわ!!
いや5枚って(笑)
書けるわけない(笑)
普段5枚の原稿用紙を埋める努力をしてないと難しすぎる。おそらくだけど、10キロマラソン走らされるくらいきついよ。
3 本当に思ったことを書いたら職員室に呼ばれる
たぶんね、たぶんだけど呼ばれちゃいます(笑)
真面目な教師からの読書感想文課題だったらずえったいに怒られる。
人の命なんてたいしたことないから、メロスは引き返すべきとか絶対に怒られる(笑)
自由に書いていいなんて嘘ウソUSO!
4 あらすじを書くな
だから、書き方がわからないからあらすじに沿って書いてるんだってば!
自由に書いていいって言うんだから、そこは譲歩してよ!!
夏の感想文のオススメの本を紹介する暇があったら、感想文の書き方オススメ三選とかプリントで配ってください!!
お付き合いありがとうございます。
今のところ中学時代に言いたかった文句は言えました(笑)
また思い出したらここに思いをぶつけるか呟きます(笑)
ただ、読書感想文そのものには大切なものがあると思います。それは長くなるのでまた今度にさせてください。
あとは個人的な読書感想文の書き方を考えてみようと思います。
ちなみに読書感想文は嫌いだし、書き方がよくわからんし、なんなら賞を取ったとかいう経験もないです。
あくまで賞を取ることを目的にしたものではなく、課題を無事に終わらせるためです。
もう一度言います。特に賞とか取ったことないです。コラムで小遣い稼ぎをしたことがあるくらいの人間です。
1 主題(テーマ)を決める
事業計画って大事なんですよ。先になに書くか決めないと一行目が書けないんです。
リアル鬼ごっこなら世界観の恐ろしさとかですかね。
恋愛ものなら「こんな恋をしてみたい」「これは恋じゃない」「上っ面の恋」「そもそも友だち同士のままのほうが幸せじゃないだろうか」
主題を決めて欲しい理由は次に書いてます。
2 起承転結を作る
たぶん、これ自体を考えるのが大変なんですが、これ決めたほうがいいです。
起承転結とは、物語などを作る構成に対する表現です。物語などの構造を四つに分けて考えます。以下、四つに分けます。
リアル鬼ごっこを例に。ネタバレあり。
起 主題に対する率直な感想。
鬼ごっこで捕まったら死んでしまう、読んでいた本が震えました。恐ろしい世界観に背筋がひやっとしました。
主題に対する自分の気持ちを答えてください。こんな恐ろしい世界があるのか! それに対してどこが一番恐ろしかったのかを書いてください。
恋愛ものならこんな恋をしてみたい、こんな恋はしたくない! そしてどうしてそう思うのかです。
主題を決めればしょっぱなが埋まります。
承 主人公の立場になりかわる
もし自分が同じ立場なら捕まってしまうと思います。なぜって足が遅いからです。それなら速く走れるように鍛えるべきと悩んだくらいです。でもたぶんしません。きっと〇〇—。
自分が主人公の立場だとしてどう思うか、そしてどう行動できるか、そしてなぜ行動できるのかできないのか。
主人公の行動に着目しましょう。行動は必ずあります。複数あります。朝起きたとき歯を磨いてから食べるか、食べてから磨くのか自分と比較する程度でも十分です。
転 私は仲間を見捨てるか。
・見捨ててもいいと思います。命にはかえられません。
・この本を読んでいるうちは正義感から助けたいと思うと信じたいですが、いざ自分がそうなったら自信がありません。
なぜなら——。
主人公の立場で他のキャラや出てくるアイテムに対しての自分の感想。こいつは見捨てたっていい。助けてあげたい。
ここで重要なのは主人公ではなく自分だったらです。その上でなぜならと理由をかいてください。文字数を稼げます。
結 作品そのものの主題を考え、それを他の人にも伝える。オススメの本紹介をする。
最後に主題を考え、まとめの作業に入る。自分なりの考えをまとめたあと、感想文を読んでくれた人の立場になって考える。つまりこの本(今回はリアル鬼ごっこ)を読む人の感想を代わりに書く。代わりに書く場合、読む前と読んだあとを比較しながら書く。できれば自分も同様だった、自分はこうだけどこういう人は違うかもと、さらに自分と別の読者との対比を作る。締めの言葉として、この本を読んで自分の人生や考え方、教訓がどう変わったのかを伝える。
例文
私はこの世界が今でも恐ろしいと考えます。みなさんはどうでしょうか? 俺なら平気だぜ! って思う人もいるかもしれません。私もあらすじを読んだときや本文を読み始めたころは同じ気持ちでした。足の遅い私でもきっと逃げられる。なんだかんだ捕まったって平気。そういう甘い考えが鬼に捕まってしまう最初の一人になってしまうのだと私は思います。みなさんがこの本を読んだら、今の足の速さに自信を失ってしまうかもしれません。かけっこや鬼ごっこが得意というそこのあなた。逃げ切れますか?
ちょっと簡単に書いてみました。さらなる手法として「俺なら平気だぜ!」って言葉について。
これを「私は無理かも……」「俺は陸上日本代表だぞ。そんなのちょろいちょろい」とか、いろんな人の言葉を入れるのも有効です。セリフは改行することも許されます。下が埋まらなくても次の行にいっていいのです。
ただし注意点として、いろんなセリフの方向性はポジティブかネガティブかを統一したほうがあとが書きやすいです。
3 恥ずかしがらない
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