【自分メモ】コンピュータウイルス/マルウェアの違い
※自分メモです。技術的な正しさよりもよくわかっていない人が理解できることを優先して記載しています。諸説ある部分を含むことを承知で網羅せずにまとめていますので、閲覧してくれている方は、自己責任で活用下さい。
※用語まとめであり、マルウェアの作成方法等について言及するものではありません。
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# マルウェア(Malware)とは
マルウェアは悪意のあるソフトウェア全般を指す造語です。
マルウェア(Malware)は、「悪意のある」という意味の英語「Malicious(マリシャス)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせて創られた造語です。
※参考1より
# (コンピュータ)ウイルスとマルウェアの違いとは
<狭義のコンピュータウイルス>
コンピュータウイルスとは、他のプログラムやファイルの一部を書き換えることで、自己複製機能を持つマルウェアのことを指します。インフルエンザなどの日常的な"ウイルス"と同じように、他のものに寄生し、感染するものを指してコンピュータウイルスと称しています。
マルウェアはウイルスやトロイの木馬、ワームなど様々な悪意のあるソフトウェアの総称であり、マルウェアとウイルスは厳密には同義ではありません。
(下図:参考2より)
<広義のコンピュータウイルス>
経済産業省のコンピュータウイルス対策基準では、上述の内容よりももう少し広い範囲でコンピュータウイルスを定義している。
具体的には、自己伝染機能、潜伏機能、発病機能のうちいずれか一つ以上の機能を持つ、第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムをコンピュータウイルスと定義している。
(1) 自己伝染機能
自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、 他のシステムに伝染する機能
(2) 潜伏機能
発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、発病するまで症状を出さない機能
(3) 発病機能
プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、設計者の意図しない動作をする等の機能
※参考3より
<マスメディアがコンピュータウイルスという場合>
サイバー攻撃被害が増え、一般企業でもマルウェアの感染によって大きな被害が出てきている昨今では、夜のニュース番組でもコンピュータウイルスという言葉を耳にすることが多くなりました。
このようなマスメディが使うコンピュータウイルスという言葉の意味はマルウェアとほぼ同義であることが多いです。
# 参考情報・参考文献
参考1:LRM株式会社 マルウェア(Malware)とは
参考2:Norton マルウェアとウイルスの違い|端末保護の基本をシンプルに知る
参考3:経済産業省