「TerraGenesis」ランダム生成惑星SS風プレイログ⑤
「TerraGenesis(テラジェネシス)」のプレイログですが、思ったより続いていてびっくりしています。あまり時代が過ぎないように、タイムアタックみたいにしてゲームを進めたいですね。最低でも500年以内にはテラフォーミングしたいと思ってます。
レポートを書き終えた後の話
とりあえずレポートが、提出できるレベルまで書き終えた。
課題の重圧から、無事に二人揃って解放されたので、あとはもう適当にやるだけだ。せっかくだし、私たちはそのまま資料集を読むことにした。
機会がないと、こんな分厚い歴史書なんて、読まないだろうから。
「なんか授業よりワクワクするね」
シホは楽しそうに呟く。私もそう思った。
サラサラとした黒い髪を見つめながら、シホの話を聞いていた。
「この年に交通の大改革というか、革命が起きたみたいだよ」
イスードバイヒルの道路敷設計画の中で、心理学や社会学、交通の統計を駆使して設計した都市の交通網は、デジタルだけでなく、物理的なアナログな部分まで含めて、優れたものだったらしい。今現在でも残っているというから驚きだ。
いわばホウライのアッピア街道みたいだ。
ただ同時に、優れた交通網は、その恩恵に与れた層と、そうではない層に大きな格差を生み出した。
星の歴史上初となる急激な犯罪率の増加は、惑星中に衝撃を与えたようだった。
「あ、これ私知ってる! イスードの全新聞社のwebアーカイブ記事に残ってるってドキュメンタリーで見たよ!」
シホは「ほらこの番組!」と、端末の画面を指さした。大きなトピックとして取り上げられていて、貧困や格差と言った話題が出るたびに、この事件が取り上げられているらしかった。
次のページの新聞記事のアーカイブを見ていると、見慣れた企業名があった。
「げ、またあの企業じゃん」
つい口に出てしまったのもしょうがない。
そこには、イスードに政府機関が出来てから、ちょっかいを出してきた企業名があった。雇用の安定やらなんとか理由をつけて、また話を持ちかけたらしい。つい呟くとシホもその記事を読んで、微妙な顔をする。
「なんか……この企業たくましいね」
「そうだね」
100年以上にわたっての執念、逆にすごい事なのではないかと、本気で考えそうになった。
小さな見出しだけど、新しいアートスタイルが、2465年に流行したらしい。 五感のすべての刺激を設定した、映像作品は、新たなジャンルを生み出したと書いてある。
気になるけど、どんな物だったのかは書いてなかったし、シホはさらっと流してしまったので、帰ってからでも調べようかな。
そのままページをめくる。
「あんまり私、詩とか好きじゃないんだよね」
「ソフィは確かに読んでるイメージないかも」
ばっさりと切ってしまった私を見て、シホが苦笑した。今度はシホがページをめくる。
「うわぁ……」
2492年にあったテロ事件の記事だ。勇敢なホウライの住民によって鎮圧されたテロリストだったが、用意していた装備はかなり実戦的な武器や爆弾で、事件後、住民が恐怖に震えたという記事もあった。
「ソフィ、面白いのあったよ!」
シホがニコニコして見せてくれたのは、アーカイブ化されたちょっと怪しいサイトの一面だった。主に都市伝説や陰謀についてまとめたサイトのようだった。
そこでは、この事件は、他の惑星からの攻撃で、イスードを植民地にしておきたい勢力が徐々に活動を始めているという内容で締めくくられていた。
その後、シホはそのサイトの記事に夢中になっていた。
……シホは意外と、陰謀論とか好きだったりするんだろうか。
2400年代最後のトピックは、2257年に流行した建築スタイルの再評価のことだった。
2400年代のエッセンスを加えて、再度注目されるようになったらしい。建築物にもトレンドってあるんだなと思いながら、私はまた次の100年に目を向けた。
あとがき
ここまでプレイログをやって見て、普通にゲームするよりめっちゃ楽しいのがよく分かりました。これが二次創作か。
ただ、ちょいちょいゲームを進めつつ、ログをまとめてから、進める流れ、まだちょっと慣れません。一気に100年とか進んじゃうと非常に勿体無いからね。あと書く事なくなるし。
ここまで色んなイベントを取り上げてきましたが、この惑星の開発ではまだ出会ってないイベントがまだまだあります。
イスードのテラフォーミングが終わるまでに全て拾えるかなぁ。
ちなみにですが、ゲーム自体は、惑星環境が「植物生息」まで進みました!
次のログで、このあたりを拾うところまでいけるかな?
では、また次回!