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noteのデザイナー体制とカイゼンチームでの取り組み

ピースオブケイクのデザイナー、松下です。

昨年の11月から入社し、気づけば入社して5ヶ月がたちました。
(そしてnoteも5周年を迎えました!5つながり🎉)
どんなチームでどんなことをしてきたのかを書いていきます。

デザイナーの体制

現在、ピースオブケイク のデザイナーは4名います
全員が中途入社です。
それぞれ経歴と得意領域が違います。

スタートアップではやることは無限に発生するので、特化したプロフェッショナルより先に、ジェネラリストが必要になるケースが多いです。
得意領域を分散させることで、チームとしてジェネラルな要望に応えられるようにしています。

コミュニケーションは活発で、自然と週一回はランチをする習慣ができています。

ランチではガチで雑談しかしていないのですが、結果的に心理的安全性が醸成されているのではと感じます。
(不思議なもので、冗談が言いやすい関係だと、仕事の話も言いやすくなったりするのですよね)

デザインチームとCXOとの関係性

CXO深津さんは、ユーザとのあらゆる接触面において考えをめぐらせる役割を担っています。

接触面の一部として、noteカイゼン施策や、デザインについてもいつも話し合っています。

深津さんはユーザー体験の「舵取り」を してくださっているというイメージがしっくりきます。

noteはどうあるべきか?良いユーザー体験とはどういった状態か?
これがチームとして染み渡るような、カルチャーのインプットにはかなり注力されています。
UX指針について資料を蓄積してくれたり、週一度の定例で何度もコミュニケーションを重ねたり。

これまでいくつかの会社・チームに所属してきましたが、どんな規模であれ、チームはリーダーのキャラクターが影響すると思っています。これは深津さんのみならず、代表の加藤さんにも感じたことです。
二人とも、noteのミッションを体現している行動、情報発信を社内外で行なっています。

「クリエイターファースト」という指針についてはもちろん、スパムについてや、著作権などのシビアな面においても同様です。

そういった、事業に対しての誠実な一貫性が、社外へはもちろん、社内にも伝わることで、チームメンバーのふるまいに反映されているのではと実感しています。

カイゼンチームについて

私はいまカイゼン施策と呼ばれる、noteのグロース施策に関わるチームの業務を中心に担当しています。

回転数がすべてを解決する。打席数、回転数がすべてを解決するっていうのが僕の哲学でもあります。

これは、noteのドメイン取得経緯インタビューでの深津さんの発言です。

それを体現するように、実際にかなりのスピード感で施策が回っています。
昨年は、リリースノートでもありましたが、発表しているものだけでも100以上

このチームにアサインされてから、このようなことを行ってきました。

1. カイゼンチームの現状整理
2. 施策アイデア蓄積
3. デザイン制作作業
4. 定例会議体のカイゼン

カイゼンチームの現状整理

まずは、現状とゴールを把握することから着手しました。
それらがわかっていないと、どういった方法で登っていくかのイメージを具体的につかむことが難しいからです。

それぞれの施策は何を目的としているのか。いまウィークポイントになっているのはどこか。
どういった優先度で施策を精査し、全体としてのゴールはどこに向かっているのか。

これは、noteのグロースサイクルを表した図です。実際に、このサイクルが健全に回っているかのKPIを観測しながら施策は運用しています。

スピード感のあるカイゼンサイクルの中で、どのポイントに比重をかけていくかは状況に応じた変化があります。
その変化の見極めの加減をヒアリングをしたり、自分なりに主要数値をみて状況把握するところから入りました。

回転数の高いアジャイルチームについては、メンバーそれぞれが現状認識を持ち、意見を提案できる状態であることが重要だと思っています。
チームで現状認識の把握ができ、進行のための道しるべとなる材料になれば、、という考えで、はじめの調査で言語化したものの共有も行いました。

施策アイデア蓄積

グロースチームの強さ=蓄積している案の数

と言っても過言ではありません。
それは、そのまま打つ手の幅広さと確度に繋がるからです。
成功であれ失敗であれ、知見を貯めること自体がグロースへの近道ともいえます。

なので、施策アイデアを常に蓄積した状態にすることは意識しています。
現状の課題やユーザーニーズと照らし合わせ、お題を設定して、チームでアイデアを蓄積できるような取り組みをしています。

それ以外に、普段の会話の中で生まれたことや、ふと思いついたこともキャッチするため、slackに、「#note-idea」というハードル低く好き勝手にアイデアを投げていく部屋があったり、すぐにはできないけどいつかやりたい!というデザインを勝手に蓄積できる「ideaボード」があったりします。

蓄積されたアイデアはバックログにためておいて、棚卸しやスプリントへの反映計画は週一ペースで実施しています。

今週話していたことが来週リリースされる…とういったスピードスケールのこともよくあります。

デザイン制作作業

施策のデザイン制作作業も行います。

既存のデザイン設計思想と、各デバイス間での連携を考慮しながらデザイン作業をしています。

メンバー間で共通認識を持てるよう、デザイン先行で画面を起こしてから施策提案に入るケースも多いです。
現状の規模だとメンバー間の距離が近いので、直でフィードバックを得る機会も多く、柔軟な動き方でスピードを保つ工夫をしています。

遠隔であっても、slack上で意見交換しながら進めています。

定例会議体のカイゼン

週一回行われる、カイゼンチームの定例会議の運営についても模索を続けています。

定例の中で何が必要かを棚卸しして、別枠に切り出したり、ドキュメントにしたほうが効率的なものは分離しました。
結果、より必要な議題にフォーカスしやすくなったのではないかと思います。

しかし、現状もパーフェクトな状態ではありません。課題もあります。
スピード感を保ちつつも、チームとしてワークできる形を依然模索中です。

実感していること

事業の成長と、チーム運用の両立を考えることが多くなりました。

チームは変化をします。
特にnoteは、去年とは事業のフェーズも、サービスのスケールも、メンバーも違います。
それに伴い、変化にあわせた最適な形を目指す必要があります。

加えて、将来さらに規模が大きくなったときにフィットしていけるかも考慮したチーム体制の構築も想定します。
これまでの経験とは異なるシチュエーションも多いため、新たなインプットも必要だと痛感しています。

こういった、今までに体験したことのない環境は、より自分を違うところや景色に連れて行ってくれるのではと感じています。

さいごに

今年はサービスにとっても勝負の年です。

おもしろいことをすることこそが、人間の生きる意味だとぼくは信じています。

代表の加藤さんの言葉です。
私はこの言葉に共感しましたし、その理念に基づいたサービスを実現させたいと考えます。

少しでも貢献できるように枠組みにとらわれずにこれからも挑戦していきます。

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松下ゆき
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