移住3年、福岡からでも仕事がしやすくなった理由を考えてみた
およそ3年前、福岡に拠点を移しました。会社は東京のままです。
当初はなかなかチャレンジングで、障壁や大変なこと、悩むことも多かったです。
それから月日がたち、ふと、もはやほぼ違和感なく「息をするように」福岡から東京(いまは東京以外の人も増えた)の人と仕事をしている自分に気づきました。
なぜこんなに別拠点からでも仕事がしやすくなったのだろう?を自分なりに考えてみました。
👇この記事ではこんなことを書いていきます!
仕事がしやすくなった理由
福岡で働くメリット
どうしても解決が難しいこと
離れた拠点での仕事を考えている人、単純にフルリモートでのメリデメを知りたい人の参考になれば幸いです。
この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2022の24日目の記事です!
🎄🎅🎁メリクリイブ!
自分について
パートナーと二人暮らし
タイミング的にはコロナが流行する直前に移住
もともとは東京に住んでて出社してたので、1~2年くらいはnote社の人とオフラインでの関係値があった
仕事がしやすくなった理由
①マイノリティからマジョリティになった
今となっては多くの企業が取り入れているリモート勤務制度ですが、当時、フルリモートの社員はエンジニア1人だけ、という環境でした。
会社としても未知の領域で、千駄ヶ谷駅のカフェでボスと朝食を食べながらどうするとうまく働けるか?を相談したことを覚えています。
リモートで働いたことのある人はわかると思いますが、オフラインが多数の中、オンラインで参加する会議というのはかなり意思疎通が難しい。
どうしてもリアルでのコミュニケーションが増えるため、オンラインだけではキャッチアップできない情報も増えます。
メンバーのサポートも受けつつ働いていましたが、なかなか厳しさもありました。
👇はそんな模索中に書いた記事。
その後、コロナの流行もあり、オンラインで働くことが一転してスタンダードに。
リモートがマジョリティになることで、会社全体で「オンラインでも成立する仕事のやり方」が模索・押し進められることとなり、めきめきとオンラインワークの習熟度UPや制度の整備につながっていきました。
後述する内容も、こういった大きい「マイノリティ→マジョリティ」化がトリガーとなって起こっていったことが多いです🙌
②自他ともに、オンラインワークの習熟レベルがあがった
会議がさらに合理的に
目的がブレスト・合意形成いずれにしても、ミーティングというのは「みんなで同じものを見ながら話し合う」ことが必要。
物理でのミーティングで活用されていたホワイトボードは、MiroやGoogle docs、Figmaなどのオンラインツールに移管され、使い方も浸透しました。
記録やコピペはオンラインツールのほうに分があり、むしろ生産的になった会議も多いと感じます。
情報の記録と展開が習慣化
リアルのコミュニケーションはスピード感もった意思疎通ができるのが魅力ですが、反面、記録が残らないことも多く、その場にいないと情報にアクセスできないことも。
リモートメンバーが多数派になったことで、情報流通や合意形成が非同期でも可能になるよう、ドキュメンテーションスキルが全社的にあがったし、「たくさんの人がアクセスできる情報」量は飛躍的に増えました。
これらの結果、もともとの課題が解消され、オンラインでも遜色なく仕事ができる状態につながっていきました。
余談ですが、オンラインで遊べるツールもかなり普及しました。
(🎞ツールを使ってネトフリやAmazonPrimeの映画鑑賞会をしたり、🎮みんなでゲームしたり はゴリゴリやるように)
③会社の制度も整った
ありがたいことに、note社は柔軟に会社制度を変化させてくれます。
かなり早い段階で「フレキシブル出社制度」ができましたし、
リアルで交流したいときに交通費を月15万(!)まで補助してくれる制度も登場して、かなり助けられています!🛩
結果、こういった制度を利用する、同じように離れて働く仲間も増えました。こういった、似た境遇にいるメンバーが増えることは心強いです。
福岡から働くメリット
ここからは、福岡からのフルリモートになって副次的に得たことも紹介します。
金銭的・時間的コストが下がった
福岡は、家賃や食費、エンタメ費も東京より価格が抑えめです。
通勤時間がカットされたことにより、手にする時間も増えました(これはリモートの方全員が感じてますよね)。
コストが下がったことで、より多くの選択肢を得ることができています。
結果的に、👇の「挑戦」にもつながりました。
プライベートでの挑戦が充実した
福岡自体、あらゆるランドマークやスポットがコンパクトにまとまっており、いろんなことに手を出しやすい環境です。
ジムや習い事も、気持ち東京より価格が低い?と感じます。これは運営側の家賃コストなどの影響もあるのかもしれませんね。
個人的に再開したい!と思っていたピアノとジムも、近場に候補が複数あり、挑戦できました。
それ以外だと、時間を手にしたことで、体験してみたかったPodcast・Youtube・TikTok投稿などをチマチマ仕事後に別アカウントで試してみたり🤫
そして、福岡、やっぱりご飯はとってもおいしいです。
「会いたい!」を口に出すようになった
東京の同僚や友人は、会えるときに会っておかないとなかなか機会が作りづらい。「この人は!」と感じたら自分からちゃんと声がけをするようになりました。
「そんなこと?」って思うかもしれませんが、自分の性格上は進歩です。意外とこういう小さな変化が積み重なっていく気がします。
どうしても解決が難しいこと
いっぽうで、どうしてもディスアドバンテージはあります。
当たり前なのですが、サクッと会ったりはできないので、新しい人との仲を深める時間は前よりかかっています。仕事より、むしろ雑談のほうがハードルが高くなっていますね。
私はもともと関係値があるのは大きかったかもしれません。とはいえ、新しい同僚もどんどん増えているので、自覚的に接触頻度をあげていかないとなぁと感じています。
(といいつつ、過去を振り返ると、仲良くなれる人は巡り巡って距離が縮まっていくので、意外とそんなに変わらない気もするのですが)
あとは、だいたい展示やコンサートはまず東京で行われるのが個人的にはつらいところです😭
おわりに
どんな環境でもメリットとデメリットはあります。
ライフステージによって、選びたいことも変わるでしょう。
「今の自分」にとって心地いい生活スタイルの模索は続くし、必要があれば新しい形へのシフトにも挑戦していくかもしれません。
そして、こう振り返ってみると、自分の力だけではなく、周囲や会社の力で「仕事のしやすさ」が成立しています。
柔軟にニーズを拾い上げて制度化したり、働き方を変化させていってくれている方達には感謝しなければですね。逆にいえば、その協力なくしてリモート勤務は難しいので、検討している方は考慮事項にいれていただけるといいのかなと思います。
この環境をありがたく受け止めて、今後も仕事・プライベートともに取り組んでいきます!💪
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