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中年期のアイデンティティ・クライシス。その原因と処方箋を考える

「自分に合った仕事とは?」「自分らしい働き方とは?」

多くの人が、自分の個性やアイデンティティと向き合いながら、キャリアを模索していることと思います。

学習論でも、「学習とは、アイデンティティの変容である」という学習観が支持されており、人の成長とアイデンティティは密接に結びついています。実際に、20代後半や30代前半くらいになると、知識や技術が増えたことよりも特定の仕事において「一人前になってきた」というアイデンティティの変化に成長を実感している方も多いことでしょう。

一方、40歳前後のいわゆる「中年期」に差し掛かると、その自信は揺らぎ、「自分が何者なのか」「何のために生きているのか」がわからなくなる「アイデンティティ・クライシス」が起きると言われています。そして、この中年期のアイデンティティ・クライシスに上手く対処できるかどうかは、その後のキャリア形成に大きく影響します。

そこで本記事では、中年期におけるアイデンティティ・クライシス(ミドルエイジ・クライシス/中年の危機)が起きるメカニズムと解決策について考察します。


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