【読書記録】図解PFCバランス超入門/著・浅見陽輔【理解するところから】
読書記録、5冊目。
『図解PFCバランス超入門』
著者は浅見陽輔さん。Kindleで読ませていただきました。
きっかけ
実はダイエットを細々とやり始めておりまして。
筋トレや有酸素運動に勤しみ、食事内容もアプリでせっせと記録する日々を送っているんですが、ここでまたふと気づく。
「私ってなんか脂質が多くなりがちやな、でも炭水化物は少なめやから問題ないんかな…?」
しかし摂取栄養素に対して疑問を抱いても、正解が全くわからない。
ということで栄養に関する勉強を始めてみようと考え、この本を手に取りました。
概要
「大事なのは簡単に痩せられる魔法のような情報ではなく、“PFCバランス”という王道にして一生モノの知識」
ダイエットについて調べると必ず出てくる“PFCバランス”とはいったいなんなのか。それを意識して食事を摂ることが、なぜ体に良いのか。
食事に関する基礎知識を丁寧に教えてくれて、健康のための習慣を変えてくれる1冊。
気づき
(本の内容に深く触れていますので注意)
3大栄養素を個別に考えるのではない
タンパク質、脂質、炭水化物、私はこの3大栄養素をそれぞれ孤立しているものとして捉えていた。が、実際はそれぞれ深く関わり合っている。
この本を読んで、タンパク質は体内でペプチドになり、そしてアミノ酸になり、身体中に行き渡った上でまたタンパク質に変わる、ということを知った。さらにその過程で炭水化物も関わってくる。
脂質を過剰にとったり、炭水化物が不足してもお互いの栄養素がもたらす作用に不都合をきたし体に不調が起きる。3大栄養素は連鎖的に体内で働いている。だからこそ、極端な過不足がないようにバランスよく摂取することが大事なのだ。
現代の食事環境において、脂質が不足することはない
脂質を多く含んでいる油は、自分が想像していたよりも色んな食品に使用されている。そして私自身、油っこいものは美味しくて大好きなのでよく食べる。スーパーやコンビニで加工食品を手に取り成分表を見てみると、脂質が高いものが多い。
様々な場面でよく使われている油は避けようとしないと、普通の食事を買っているつもりでも簡単に過剰摂取となってしまう。食品を買うときには成分表を意識して確認し、どれだけの脂質が入っているかを把握することが大事だ。
プロテインってやっぱりすごい
脂質は上記の通り、また炭水化物も多く含んだ食品が色々と売られている。が、問題はタンパク質である。
タンパク質は意識して食品を選ばないと、必要量摂取することが難しい。さらにはタンパク質を取ろうとしてお肉を食べて、脂質の過剰摂取につながってしまうなんてこともよくある。
そんなときに力になってくれるのがプロテイン。食事で摂取する栄養素と合わせてプロテインを飲むことで、必要分のタンパク質を簡単に摂ることができる。
感想
私って、めちゃくちゃ適当に食事を摂っていたんだなと反省しました。本当に。
なんとなくだけど鶏肉は健康に良いっぽい、とか、よく分かんないけど油っこいものは良くないらしい、とか。すごくふんわりとした知識で献立を考える日々をこれまで送ってました。この本を読み、ちゃんと栄養素のバランスを考えて食事を摂ることで、それなりの量を食べても痩せられるんだと知れて良かったです。
ダイエット目的なのか、筋力を増やすことが目的なのか。それぞれ目指す方向によって推奨される栄養素の摂取量は違う。その理由から分かりやすく書かれているので、すんなりと理解できたし、「では、これから自分はどうしたら良いのか」もすごく考えやすかったです。
極端な食事制限は健康から遠ざかる。そのことを肝に銘じて、成分表と向き合いながらダイエットを頑張っていこうと思います!
以上、読書記録でした。
学んだ後に実践すると、なんだか心境的にも効果が出そうな気がしてきますよね。これからの頑張り次第なのは当然ですが、得た知識を存分に活用していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おすすめの本などあれば教えてください、またね!