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プレッシャーのかかる場面で効果的な、たった一つの動作とは。

もともと、自分は緊張しやすい人間だった。
それもあってか、「プレッシャーのかかる場面でも実力を発揮するためにはどうすれば良いのだろう」ということを、いつもなんとなく考えていた。

昔からスポーツが好きで、テレビで中継を見る機会も多かった。
そして、以前から、
「多くの選手が重要な局面(たとえばサッカーのフリーキックや、バスケのフリースローなど)で、判を押したように同じ動作をするなあ」
と思っていた。
意識して見ていると、競技の種類に関わらず、まるで示し合わせたかのように、多くのスポーツ選手たちが、同じ動作をしているのだ。

それは、「息を"フーっ”と細く長く吐く」ことだ。

ずっと「なぜだろう?」と疑問に思っていたが、どうやらその動作は、人体のメカニズムにとてもよく合致しているということがわかってきた。

人体には「自律神経」というシステムが備わっている。
そして、自律神経は、副交感神経と交感神経という、相反する性質を持つ2つに大別される。

ものすごく大ざっぱに言うと・・、
交感神経は、緊張&活動に大きく関わっていて、
副交感神経は、リラックス&弛緩に大きく関わっている。
本来はこの2つのバランスが重要なのだが、ストレス過多の現代人は、圧倒的に交感神経優位の状況にあるのだそう。
つまり、副交感神経を活性化させることが重要になる。

そして、副交感神経を活性化させる最も簡単かつ効果的な方法は、「息を細く長く吐くこと」だそう。

上述のスポーツ選手たちも、意識的か無意識なのかはともかく、
「息を細く長く吐くことによって、自律神経のバランスが整い、良いパフォーマンスに繋がる」
ということを体感しているのではないだろうか。

そしてこれは当然ながら、スポーツだけではなく、仕事など日常にも活用できる。
実際に自分も、プレゼンなどでは全く緊張しなくなり、褒めて頂けることが多くなった。

人体とは本当に不思議で、かつよくできているのだなあ、と感じます。
もっと詳しくご興味のある方は、こちらの書籍がわかりやすくておすすめです。
『なぜ、これは健康にいいのか』(小林弘幸著/サンマーク出版)

何かのお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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