北方領土を武力で取り返す
戦争を終わらせるには2つの方法しかありません。
①対峙する両国が「終戦・平和」という条約を締結すること。
②対峙する国を「滅亡」させること。
ウクライナ情勢から、北方領土に自衛隊を派遣すれば、ロシアは対応できず、北方領土が取り返せることができる…という意見がSNS上で増えてきた。
数年前、ビザなし交流に参加した国会議員が、北方領土を武力で取り返すということを議論すべきだと発言し、物議を呼んだが…。
日本は言論の自由が保障されているので、何を主張しても良いが…。
自由には責任がある。
私は「北方領土を武力で取り返す」という意見を語る者は全員「矛の収め所」に関する説明責任があると思っています。
ようは…
北方領土を武力で取り返した後、いかにロシアと終戦に関する条約を締結させるのか?
または北方領土へ侵攻した後、首都モスクワまで侵攻し、いかにロシア政府を打破するのか?
この2つが現実的で合理的、また国益になるのであれば、私は北方領土を武力でという議論をするべきだと思います。
ただ、私の足りない知識では、どうしてもモスクワまで自衛隊を派遣するだけの軍備・人員を揃えること自体非現実的だと思うし、戦闘の長期化によって国民に壊滅的な被害がでる未来しか見えない。北方領土も前線化するだけで、拠点として人々を豊かに、平和に暮らせる地にはならない。
「北方領土を武力で取り返す」は今現在「愚策」でしかないというか、簡単に論破できてしまう、議論に値しない、バカな意見でしかない。