自治体の2歳児向け親子教室に通ってみた感想
前回のnoteの続きです。
発達相談で地域の発達支援センターで開催される親子教室への参加を促されたのをきっかけに発達支援センターへ早速電話してみました。
地域によって流れは違うかと思いますが、私の住む自治体の手順としては
という流れでした。
親子教室参加前に行われた発達支援センターの面談では私が持参した母子手帳を確認しながら言語聴覚士の方が丁寧に困りごとなどの聞き取りを行ってくれました。
しかし当時コロナ禍で緊急事態宣言中だったということもあり、面談から2歳児向け親子教室への参加が実現するまではかなりの期間が開いてました。
この間息子は2歳10ヶ月頃には三語文を喋るようになり、言葉の面では少しずつ成長をしていました。
【親子教室って何をするの?】
私の住む地域の発達支援センターでの2歳児クラス向け親子教室の流れは大まかにこんな感じでした。
教室は5組程度の親子が集まる少人数制でした。
【自由遊び】
大部屋に入ると大型積み木や室内滑り台、三輪車などが置いてあり、それぞれ自由に遊べます。
息子は初めて大部屋に入る時には場所見知りで号泣していましたが、親子教室への参加回数を重ねるにつれて自分から部屋に入るようになりました。
親子教室は発達に不安を持つお子さんのクラスなので、自由遊びの時間は一緒に遊ぶというよりは平行遊びや一人遊びの子が多かったです。
自由遊びの間は保育士さんや臨床心理士さんが声かけをしたり悩みにあった遊び方のアドバイスをしてくれます。
【点呼】
自由遊びの後は遊具を片付けた後、親子一緒に床に座って点呼を取ります。
名前を呼ばれたら返事をしますが、当時の息子は返事ができませんでした。
恥ずかしくて返事ができない子は他にも居ましたが、息子の場合は呼ばれていることに気がついていない様子でした。
家では名前を呼ばれて「はい」と返事をすることはできたので、息子は自分の名前がわかっていないということではなさそうです。
この時初めて息子に一斉指示が通らない可能性があることに気がつきました。
【集団遊び】
親子でリトミックや感覚遊びなどをやります。
中には音楽を恐がって泣き出す子もいましたが、息子は比較的楽しんで参加していました。
【臨床心理士さんのアドバイスが貰える座談会】
最後の座談会では親と子は離れて活動します。
子供達は保育士さんが見守る中、同じ部屋の別の場所でおままごとをし、親は子供と離れた場所で椅子に座って臨床心理士さんの話を聞きます。
ところが、息子だけは私のそばを離れようとしません。
保育士さんがおもちゃで誘って優しく声を掛けますが、息子は絶対に私の側を離れなかったのです。
座談会は息子が私の横にいる形で毎回進められました。
【親子教室に通って良かったこと】
全4回の親子教室に通ってみて、臨床心理士の先生から親としての子供の接し方を学べたことが非常に良かったと思います。
特に座談会では個別の子供の困りごとに対しての対処法を個別にアドバイスして貰えるのでその後の育児に活かすことができました。
「親子教室って遊んでるだけで意味あるの?」という意見も定期的に挙がりますが、子供の年齢が幼いほど遊びや楽しさを通じてでなければ発達にとってプラスにならないということもよくわかりました。
【親子教室を通して気になったこと】
息子が一切私から離れないことが気になりました。
他の子が親と離れて遊んでいる場面でも息子だけは一切私とは離れないので心理士さんに相談しましたが
「愛着形成がきちんとできている証拠ですね」
と言われるだけでした。
また、保育士さんがみんなの前で話をしている時に息子は誰に注意を向ければ良いのかわかっていない様子であることも気になりました。
コロナ禍で行われた親子教室ですので子供以外は全員マスク着用でしたが、保育士さんは教室全体に聞こえるはっきりとした声でお話されていたので息子が何故わからないのかが当時の私にはわかりませんでした。
後に発達障害の傾向がある子供は一斉指示が通りにくいということを知るのですが、この二つの問題はこの後プレ幼稚園の参加に影を落とす形となります。
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