ティール組織×教育(こどもと大人の関係性)!?
先日、認定NPO法人 箕面こどもの森学園 の校長・ 藤田 美保 さんにお誘いいただき、同法人の書籍出版記念トークセッションに参加してきました。
今回、このトークセッションに参加することになった一番初めのきっかけは、私がオランダへ学びに行ってきたホラクラシー(Holacracy)の学びの報告会をしよう!となったときに、藤田さんからお声がけいただいたことでした。
また、このトークセッションには私が関わっている放課後等デイサービス そらいろチルドレン (そらチル: 一般社団法人くじら雲)の代表・たるさん(坂口 聡)もまた別の伝手から参加しており、自分自身の活動領域が重なる人の集う特別な機会となりました。
私自身が放課後時間にこどもたちと接するとなったときには、こどもたち一人ひとりの過ごし方を尊重しつつ、場を全体として安心・安全な環境を作っていこう、と常日頃から心がけています。
また、そのためにそらチル全体としては、「そらチルとして大事にしたいこと」を気持ち・思い・願いの面から伝えていくこと、そしてそれが明文化された約束として、誰にもわかりやすい場所にあること。この双方が、こどもたち・親御さん・スタッフが共有できている状態にしていくことを考えながら、現場に向き合っています。
この取り組み方が、ホームズビーとしても活動している自分にはどこか馴染みがあり、「ティール組織」としてまとめられたエッセンスにも触れているのではなかろうか…となんとなく感じていました。
事実、そらチルのたるさんは 9.14に開催された大規模なティール組織をテーマにしたカンファレンス #ティールジャーニーキャンパス にも参加しており、そのエッセンスを現場に取り入れようと日々活動されています。
そういった背景も踏まえつつの、今回の出版記念トークセッションへのご招待です。
何か、こどもたちと大人の関わりとティール組織の関わりについて、思いを巡らせずにはいられませんでした。
書籍の執筆者として登壇されていた藤田さん含む4名の皆さんの関係性や、その執筆のプロセスも、全体で大事にしたいことを共有しつつ、互いのフィードバックを受けいれあいながら先に進めていくという独特のスタイルであり、この点もまた興味深い点として印象に残っています。
今を生きるこどもたちであれ、私たち大人であれ、先の見通せない社会の情勢の中で、自らが大事にしたい価値に基づいて考え、判断し、行動に移っていくこと、そして、時にはバックグラウンドの違う相手とも協力しあっていくことは、共通して求められていることです。
普段、 企業の担当者さん向けにお話しさせていただくことが多いテーマではあるのですが、このトークセッションがご縁で、改めて深く、年代問わず重要な位置を占めるテーマであることが再認識されたような思いになりました。
折しも、 NPO法人場とつながりラボhome's vi の嘉村 賢州 は、今年の11月中旬から末にかけて、ドイツ・ベルリンのティール組織的運営がなされている学校 Evangelische Schule Berlin Zentrum(ESBZ) へ視察に行っていました。
今後は1つ、ティール組織×教育(こどもと大人の関わり方・関係性)という探求テーマもじっくり腰を据えて走らせてみようと思います。
藤田さん、たるさん、今後ともよろしくお願いいたします!
また、貴重な機会をいただき、ありがとうございました!