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スポヲタ情報局 (Sporta News)

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NFLが各チームにトラッキングデバイスの着用を「義務付ける」!?スポーツ科学が明確にした、段階的な負荷上昇の意義

1. NFLが下した画期的かつ先進的な英断 米国プロアメフトリーグであるNFLでは、近年のスポーツ科学研究における研究で急激に練習時間・強度を上昇させるのではなく、段階的にそれらを増やしていくことで、靭帯・アキレス腱などの怪我リスクを大幅に低減できる事がわかった。 それを受け、今年度トレーニングキャンプでは、①それらを測定するために必要なトラッキングデバイスの着用、並びに②練習強度の段階的な上昇を各チームに「義務付ける」という画期的な決定を下した。 NFLはかねてより怪

今週の注目スポーツテックトピック<22年2月22日-28日>

今週起きた、スポーツテック分野における注目トピックを3つ、以下の通り纏めて見た。エンタメ界の頂点米国におけるスポーツテックの発展は本当に恐ろしい。。 本スポーツテックに関するレターとは別に、スポーツビジネスに関するトピックは別途メーリス配信しているので、こちら欲しい方はDMで。 1.  新興スポーツメディアであるWave Sports & Entertainment、そのシリーズBラウンド(合計USD27mil調達)を実施日本でもZ世代のスポーツ離れは問題化してきていると

世界最強現役アスリートのビジネスとは?

普段あまり本を読むタイプではないが、最近読んだ「Lebron Inc.ーThe Making of A Billion-Dollar Athlete」という本が面白過ぎて(自分の興味関心ドストライク)、インプットだけで終わらさず、珍しく「アウトプットせねば!」と思い、この本からの気づきやレブロン・ジェームズのビジネスを整理したくなりここで書く事にした。 レブロン・ジェームズは周知の通り、現役最高のNBA選手の一人であり、競技分野を超えても世界最高峰のプロアスリートである事は

大坂なおみのナイキ契約から読み解く、ブランド・マーケティングの見えざる力学

米国時間4月5日に大坂なおみ選手が、アディダスとのウェア契約を更新せず、新たにナイキと契約するとの発表がなされた。 昨年のUSオープン優勝後注目度が日に日に増している大坂選手だが、昨年同大会後に各報道機関が、今後同選手がアディダスとの契約を年間約10億円程度で更新するのではと報じた。元々大坂選手は長期間アディダスとウェア契約をしており、同契約が切れる2018年末以降も確かにそれほどの契約金であれば更新されるだろうというのが大方の見方だった。 それが驚く事や驚く事、昨日急遽

日本スポ―ツ界のチケッティング問題に一石投じる

僕は2017年夏にそれまで勤めていた日本の総合商社を退職し、スポーツビジネス、より狭義でいうとスポーツエンタメを通じて世界に新しい驚き・ワクワクを与えられる存在になりたいと思い米国に飛び立ちました。 前回記載した以下NOTEに渡米後の活動内容については触れたので割砕しますが、米国での学び・ビジネス経験を通じて日本スポーツ界に様々な違和感をも覚えてきました。 今回はその一つであるチケッティングについて今回は触れさせてください。 <日本での見識> 年初に本邦へ帰国した際、

コロンビア大学スポーツ経営学修士課授業終了!~振り返り⇒決意~

最近スポーツビジネスの事や、米国でのスポーツトレンドに関する記事のみを書いていた為、あまりコロンビア大学での勉強内容や、そもそもの留学理由について触れる事はなかったですが、先日の最後の試験を終え無事同大学での学問を終了する事ができた事、こちらに報告させて下さい。 特に18年中盤にスポヲタ株式会社を立ち上げてからは、ビジネスと学業を両立させる必要が出て来た事から、色々と難しいこともありましたが、今となっては良い思い出となっています。 元々同大へは、スポーツビジネスの世界で起業

米国から学ぶ、「マイナー・ニッチスポーツリーグ」の重要性②~NFLも昔はニッチリーグだった~

前回米国におけるニッチスポーツの発展とその役割に関わる触りを説明させていただきましたが、今回はもう少し深堀し、今米国で断トツの人気・収益を誇るNFL(プロアメフトリーグ)を例に①具体的にニッチスポーツが米国メジャースポーツの発展にどのように寄与したのか、また②ニッチスポーツがメジャーになる上で何が重要なのかにも少し触れたいと思います。(ニッチスポーツがメジャーにある為に必要なことについては、第三弾以降に触れます) まず、前回(見てない方は以下ご参照)米国におけるすべてのメジ

FIBA女子バスケットボールワールドカップ開幕!日本代表と大会フォーマットについて

いよいよ開幕となるFIBA女子バスケットボールワールドカップに向けて、日本代表メンバーが発表となった。日本バスケットボール協会の公式サイト(http://www.japanbasketball.jp/japan/46683)によると下記のメンバーとなっている。 #0 長岡 萌映子 (SF / トヨタ自動車アンテロープス) #1 藤岡 麻菜美 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ) #7 水島 沙紀 (SG / トヨタ自動車アンテロープス) #8 髙田 真希 (PF /

米国から学ぶ、「マイナー・ニッチスポーツリーグ」の重要性①

日本でメジャースポーツといったら、野球、サッカーの2つのチームスポーツと、相撲(ゴルフ?)あたりなのではないでしょうか? 今バスケではBリーグ発足と同時に、メジャースポーツ化に向けて動き出していますが、その認知度、収益性を考えると、まだ完全なメジャースポーツにはなり切れていないかと思います。また卓球等もプロ化を目指して動いている(動いた?)とも聞いていますが、まだまだニッチスポーツの領域を脱せていないかと思います。 では、ところ変わってスポーツ超大国米国ではどうかというと

「アジア最強」から世界の頂きへ バスケット女子日本代表の「ワールドカップ」

 かつてないほどの実力を備えている―。バスケットボール女子日本代表チームのことである。ここ数年、日本女子は非常に高い実力をつけ、国際大会で結果を出し続けてきた。筆者は以前の記事で「ワールドカップ」について男子日本代表の記事を書いたが、実はその「ワールドカップ」には女子の大会も存在する。男子は2019年開催なのでまだ少し先の話だが、女子は今年2018年9月22日からスペインで開催される。そこでの大いなる活躍が期待されるのが日本女子代表なのだ。 ダンクシュートや体のぶつかり合い

<コロンビア大スポーツ経営学修士課での学び> デジタルメディアの現在

*本投稿記事は、過去別サイトに投稿したものをnoteに移管したものです。よって少し時系列が変になっている可能性があります事、お許しいただき度。 昨日コロンビアのスポーツ経営学修士プログラムのイベントで「デジタルメディア」を題材としたパネルディスカッションがあり、メディア界の大物が4名スピーカーとして登壇してくださいました。 コロンビアのプログラムの良さは、大学がニューヨークの中心にあると言う事もあり、各界の著名人がこういったイベントのスピーカーに良く来て下さると言う事。

<コロンビア大スポーツ経営学修士課での学び>【スポーツ裁判】 Bryan Stow vs LA Dodgers (2/2)

*本投稿記事は、過去別サイトに投稿したものをnoteに移管したものです。よって少し時系列が変になっている可能性があります事、お許しいただき度。 前回本裁判の全容を説明いたしましたが、今回はその裁判内容、並びに結果についてお話したいと思います。(第一回を見ていない人はこちらへ) 本裁判ですが、一番の焦点となったのは、Dodgers側に今回の暴行の責任があったかなかったかという点。 原告はDodgers球場における照明が不十分であること、並びにParkingのSecurity

<コロンビア大スポーツ経営学修士課での学び> クッキーカッター型スタジアム(2/2)

*本投稿記事は、過去別サイトに投稿したものをnoteに移管したものです。よって少し時系列が変になっている可能性があります事、お許しいただき度。 さて、前回クッキーカッタースタジアムの反映について話しましたが、ではなぜ今殆ど見られないのか? 一言でいうと、 ファンの体験がとてつもなく悪い為です。 日本でも時たま東京ドームでアメフトの試合をしますよね?その際感じませんか、あれちょっとこの角度から見ると体を少しひねらないと見づらいな。などと。 それだけでなく、例えば座席の高

<コロンビア大スポーツ経営学修士課程での学び>スポーツ・アナリティックス

*本投稿記事は、過去別サイトに投稿したものをnoteに移管したものです。よって少し時系列が変になっている可能性があります事、お許しいただき度。 前回の投稿にて、現在受講している授業の内、アントレの授業、並びにデジタルメディアの授業について記載しましたが、今回はバスケットボール(スポーツ)・アナリティックスの授業内容について記載したいと思います。 このスポーツアナリティックという分野は、日本でもマネー・ボールの出版、映画化でとても有名になりましたが、この分野がどのスポーツか