夏の弾丸日帰りひとり京都 2023年8月
いつでも行きたい京都
先日、ふらりとシュッと日帰りで京都に行ってきました。(1)
会いたい人がいたのと、久しぶりにとにかく京都に行きたいという理由で、どこに行くのかはあとから考えた旅でした。
京都はプライベートでも仕事でもよく訪れている都市で、住んだことのある場所を除けば、三番目に通っているまちです。たぶん。(2)
旅行では、小学6年生の時に友人Mとその妹さんと3人で新幹線に乗って彼女たちの京都に住むおばさんを訪ねたのが最初でした。
小学校の修学旅行でも訪れているけれど、それは「学校行事」で、わたしにとっては旅行とは少し趣のちがうものという感じ。
そのあとは少し空いて大学生の時に小学生時代からの友人と、社会人になってからは3回で、そのうち1回は最初の旅行をともにした友人Mと。
仕事では、ちょっと正確には思い出せないけれど、10回以上は行っていると思う。
よく行っていると思ってもせいぜいそのくらいの回数なので、そんなに広くない日本に住んでいても、生活圏外のことって本当にほとんど何も知らないで生きているんだなと感じます。
とはいえ生活圏内のことだって、新しい建物が作られていることに気づいた時、前に何があったかわからないことばかりなのですが…。
もしかして、生まれ育った場所にずっと住んでいたらこうではないのかもしれない。(3)
ひとりの長距離移動
出張では同行者がいてもほとんどいつも別々に新幹線や飛行機に乗る文化だったので、すっかり一人の国内長距離移動にも慣れて、なんなら好きになりました。一人の移動時間、楽しい!
新幹線や飛行機に乗る時、時間にだいぶ余裕を持って駅や空港に着くようにするタイプなので、スーベニアショップや書店によく行きます。
今回は京都駅でフェア展開されていた本を一冊買いました。(4)
ローカルっぽい本を買うのも旅行の楽しみのひとつだなと思います。
お土産もいくつか買ったのですが、そのうちのひとつは以前もらってかわいくて美味しかった「おこげはん」。賞味期限も長い。(5)
10枚入りと5枚入りがありました。イラストや色使いがかわいい。
行ったところ、行けなかったところ
京都の有名どころにはわりと訪れたことがあるのと滞在時間が短いことが理由で、この旅では「行ったことがないところ」「京都駅から遠くないところ」「"いま"だからと理由がつくところ」などを軸に訪問場所を選びました。
行ったところのひとつは、京都文化博物館で開催されている特別展「少女たち」。(6)テーマが素敵です。個人的には太田喜二郎さんの《花摘図》がとくに見たかった作品です。
実際に訪れてみると、とにかく全ての作品の解説が丁寧で、予備知識がなくてもとても楽しめました。撮影可能な作品がなかったのは少し残念。
グッズもかわいかったです。前田珈琲とコラボしたパッケージに作品がプリントされたドリップバッグのコーヒーを買いました。自分ではあまりコーヒーを飲まないのでお土産用。
行けなかったのは、嵐山および車折神社。
嵐山は大学生の頃行っているのですが、すでに記憶が朧げなのでもう一度ちゃんと訪れたい場所です。
今回は一緒に行くはずだった友人と相談し、あまりの暑さに断念しました。
おわりに
8月に京都に行くと京都に住む友人(今回あった方とは別の方)に本来の用事のついでに伝えたら「本当に暑いので気をつけて」と言われ、「とはいえ東京も充分暑いしな」と心のどこかで思っていたわたしですが、基本室内にいる東京と観光のために出歩く京都ではちょっと暑さの攻撃力がちがいました。(友人Kちゃん、せっかく言ってくれたのにごめんなさい。)
でもやっぱり、どんなに暑くても寒くても混んでても、京都っていいですよね。そこらじゅう、文化財や国宝だらけですもんね。有名な場所はもちろん、移動のために歩いていて偶然出会った門が安土桃山時代に作られてるんですもんね。最高…。
やっぱりまた季節にかかわらず行ってしまうんでしょう、京都。
注釈
(1)JR東海が行なっている「ずらし旅」というプランを利用して、
混雑時間帯を避けた新幹線の利用で東京ー京都が往復20,000円でした。
(2)現在のところ、一番目は福岡。二番目は大阪。
(3)いまだに子ども時代に育ったまちが舞台の夢を見ますが、街並みをよく覚えているので。子どもの頃の体験や記憶は強烈ですよね。
(4)「太子の少年」という、万葉集が現代語で奈良弁風に口語訳されている本です。
(5)あげたい人にすぐ会えない時に安心です。
(6)2023年9月10日までの開催予定だそうです。じっくり時間をかけてまわるのをおすすめしたい展示です。