八重樫ゆい【アート】
おはようございます。
今日は朝から予報通りの穏やかな雨で一日が始まり、この後すぐに止んで曇りの涼しい一日となる様だ。
とはいえ昨日も暑すぎない中、都内のギャラリーで個展が始まった八重樫ゆいさんの個展にお邪魔してきた。
八重樫ゆいさん
アメリカへの留学経験もある都内の画家。
元々オブジェ制作をされていたところを大学から絵画へ転向されたこともあって、レイヤーの重なりを文字通り素材としての絵具と結果としての色合いで両方で楽しめる抽象画を作成されている。
『小さい号数のキャンバスでも十分自分の世界観が表現できる』と(号数じゃないけれど)A4サイズより大きい絵を描かれないのも彼女のユニークなマイルール。それでも仰る通り、色と線状の物も含めた四角の組み合わせ・重なりは、そのキャンバスに顔を近づけてじっくりと見たくなるものばかり。
八重樫さんの今の絵の始まりはチェックのシャツで、デザインソースは布の糸が織り重なる感じという。だから、布地も綺麗な色も好きな僕にはどちらもツボで、そして哲学的でもある八重樫さんの作品はいつまでも見ていられる作品という訳だ。
淡い色合いの重なりはとても穏やかで、今時分のしっとりとした梅雨の時期に見るとしっとりとした感覚をより深く感じられる。
@MISAKO & ROSEN
今回の展示会「Stance」では合計10点の作品が大塚駅から徒歩10分もしくは東池袋駅から徒歩20分弱が最寄り(そこから都電荒川線が一番近いみたい)のMISAKO & ROSENというギャラリーで開催されている。昨日は3連休の週末で初日ということで八重樫さんご本人とギャラリーのオーナーのお2人、さらにはご友人たちがいらっしゃった。
10点ほどの作品が並ぶ真っ白の会場では、それぞれの絵がお淑やかに、それでも存在感を持って飾られていて、落ち着いて一点一点を楽しむことができる。
僕が今回の作品の中で一番好きだったのはこちら。
白いキャンバスに同じトーンのブルーが刷毛目を変えながら塗り重ねられている様な絵。色合いの穏やかさが見ていてとても心穏やかにしてくれる。さらによく見ていくと、縁から1cm強のところで、まるで透明な一つのレイヤーがかかったような筆使いが加えられていて、その奥行きがグッと深まるのを感じられる。
梅雨の開けない3連休、穏やかに、でも心が踊るような美術鑑賞を楽しまれたい方には、ぜひお勧めしたい八重樫さんの個展でした。(もちろん3連休以降でも笑)
会期は8/25(日)まで、ただし途中夏休みもあるようなのでサイトでご確認をお忘れ無き様に。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い休日を。
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